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マクドナルド「ワークライフバランス・キャリア・退職理由を暴露」

 

ワークライフバランス

 

営業部門、サービス業、マネージャー、在籍3年未満、現職(回答時)、新卒入社、男性、日本マクドナルド

 

ワーク・ライフ・バランスはあまり良くないです。店舗業務では店の大きさにもよりますが社員が1?3名で、アルバイトは50?150名です。仕事は店舗で働く接客業務とパソコン等を使用してシステム構築業務の2つに分かれます。システム構築業務は社員が責任を持っている割合が非常に大きいため、そちらに時間と労力を割けるかが、結果として成果や評価に繋がります。しかし、接客業務と両立する必要があります。

 

1日8時間全てが接客業務の日がほとんどであり、システム構築業務に割く時間はほとんどありません。そのため残業は当たり前です。サービス残業している社員も多いです。効率的に仕事を完了させ、8時間の中で成果を出すことが大切であるという考え方はあるもののそれを実行に移せている先輩社員は見たことがありません。仕事にかける時間は必ず多くなると思います。

 

中日本営業部、在籍3年未満、現職(回答時)、新卒入社、男性、日本マクドナルド

 

配属された店舗にも、よりますが基本的には土日祝は休めないです。(月1は休む事は可能ですが)ただ、店によって平日の方が忙しい店舗もありますので、こればかりは運です。また、配属された店舗が24時間営業の所などは、深夜に働いたり早朝から働かないといけないため、体力求められます。残業関して会社全体で少ない方が評価される文化ですので、残業しないように心がけてますが、どうしてもしないといけない時は、退勤後又は休日にこっそり働いている社員の方もいらっしゃいました。一応希望休を申請することができますが、店舗状況によっては希望通りにいかないことがあります。

 

営業、在籍3年未満、現職(回答時)、中途入社、女性、日本マクドナルド

 

人数が揃っている店舗は、ワークライフバランスの取れた働き方ができるが、そうでない店舗では、不可能。そのために、リクルート活動を行い、リカバリーすればいいだろうという考えだが、短くとも3ヶ月はかかる。その間の社員のワークライフバランスは崩壊。人員不足で、つらくてアルバイトが辞める、更に人数不足になるという負のスパイラルなので、人数が揃うまで、近隣店舗からヘルプを借りるが、どの店舗も人員不足のため、借りられる人数は限られてくる、そのため、社員が残業したり、休日出勤して穴埋めする。飲食チェーンのリーディングカンパニーでこの働き方だから、飲食業界は終わっている。

 

キャリア

 

人事、コンサルタント、在籍10〜15年、退社済み(2020年より前)、新卒入社、女性、日本マクドナルド

 

働きがい:
よい意味での成果主義。行動や結果を客観的に評価されるので納得できる点がわかりやすいフィードバックとなり働きがいとなっていた。
また数字に対しての厳しさはあるが、イメージなどで左右される定性的なものではなく定量的な評価のためごまかしがきかない点はよい。しかし、内資企業の派閥や根回しなど、古い日本的な風土を求めてる方には合わない。また、中長期的な目標も明確なため自分が何のために職務にあたればいいか分かりやすくアクションプランが立てやすい点もよい。

 

成長・キャリア開発:
上司のとミーティングで自身のキャリアについて話をする機会が多くあり、そのためのコンピテンシー開発など支援してもらえる点が多い。また、コミュニケーションと経営的な思考の大きな二つの側面での能力開発目標が設定されるためビジネスパーソンとしてのスキルも身につき、社外でも通用する人材となることができる。

 

営業、エリアマネージャー、オペレーションコンサルタント、在籍20年以上、現職(回答時)、新卒入社、男性、日本マクドナルド

 

働きがい:
年俸以外にインセンティブもありますが、全社業績連動なので個人の能力で獲得したという感覚はあまり持てません。店長であれば、店舗のアルバイト採用、経営戦略、投資などかなり多くの裁量を与えられますので店舗の経営のスキルやキャリアを積みたい方にはお勧めです。同時に多くのKPIも設定されているため、会社の目標を追うことで精一杯になってしまう場合もあります。

 

成長・キャリア開発:
人材育成、キャリア開発には非常に積極的な企業です。社内学習の制度として英語やその他のビジネススキル習得のセミナーも数多く準備されています。社員であれば、費用は全て会社持ちで多くの研修を受けることが出来ます。社内の人材育成の部署も人事部とは別に独立してあり新入社員から部長まで職位にあった研修を受けることが出来ます。

 

店長、在籍3年未満、退社済み(2020年より前)、新卒入社、男性、日本マクドナルド

 

働きがい:
アルバイトを経験した上で、楽しいと感じる部分があれば楽しく働くことができるかもしれない。業務についてはアルバイトの人がどれだけ確保できるかでかなりの差が出てくる。アルバイトスタッフが潤沢な場合は社員としての業務に専念できる為、残業もほぼなくシフトを組んだ通りの業務にあたる事になる。逆に言うと、アルバイトスタッフを確保できていない場合は穴埋めを行った上でその後社員としての管理業務を行うことになる為、かなり残業をする羽目になるかもしれない。

 

自分の経験で言うとアルバイトの数に恵まれた店舗に配属になった為、残業らしい残業はほとんどなく、勤務に関しての不満はほとんどなかった。ただ深夜帯の営業スタッフが少ない為、深夜業務をすることが多かった。深夜手当がついたため給料はかなり多くなり、それが良いか悪いかは人それぞれだと思うが個人的には友人と遊べない事以外は概ね不満はなかった。

 

退職理由

 

営業職、在籍3年未満、現職(回答時)、新卒入社、男性、日本マクドナルド

 

店舗優先のため、自分の時間がほとんど取れない。昇進を目指すには自己のタスクも進めていかなければならないが、店舗のシフトが十分に運営されてないと、その穴埋めを社員がする事になる。残業して進めようにも、役職が低いうちは残業NGという謎のルール。そのため1年目からサービス残業の毎日です。基本給が他社よりちょっと高いのでいいかなと思うかもしれませんがボーナスがすずめの涙程度しかないので、トータルだと変わらない。なら普段のクレーム対応、店舗トラブル、サービス残業で心身共に疲弊していくのはどうなのか、となりました。

 

本社異動や店長以上のクラスになればそれなりにお給料もついてきますが、そのポストは限られた数しかないです。また社内が一種の宗教じみた風潮があるのも気持ち悪い。キャリアアップしていく人は大体マクドナルドに染まってしまっていて怖さを感じることも少なくなかったです。毎月の基本給というプラス要素に対して犠牲にするものが多すぎると思ったので退職を検討しました。

 

サービス、在籍3〜5年、退社済み(2020年より前)、新卒入社、女性、日本マクドナルド

 

様々な時間のシフトがあるため体力的、精神的にしんどくなってくる。若い内はいいが歳をとった時にツケが回ってくると怖い。自分のミスでないことでのクレームを受けることがだんだんとキツくなってくる。パソコンが事務所に二台しかなく、他のマネージャーや社員も利用することがあるので、なかなか自分が使えないが予定通りに仕事やセルフdevelopmentが進まないと評価に繋がらない。社員とシフトが被らないと関わることがあまりないため仕事の悩みなどを打ち明けられない。DMをしているバイトの主婦の方などがいるが、その方を見ているとバイトと社員の仕事の差がわからなくなってくるのでバイトでいいのではないかと思った。

 

営業、店舗アシスタント、セカンドアシスタント、在籍3年未満、退社済み(2020年以降)、新卒入社、女性、日本マクドナルド

 

大きな理由としては、適所ではないと思ったからです。マクドナルドのキャリアシステムとして、新卒で入社した場合「店長」になることが最初の目標になります。店長という1つの職種しか選択肢がないので、向いていない人は自然と淘汰されていくと思います。人事や経理に向いていたとしてもそれだけを生かせる職種には就けません。もちろん、社員は店舗の運営に関わるので、店舗の人事や経理も多少は扱います。しかしながら、マクドナルドシステムの中でいかに店舗の数字を改善することができるかが重要になります。数字を改善するのが面白いと感じることができる人はどこかに面白みを見つけることができると思います。また、スピード感が求められるのでじっくり考えるタイプの人には向いていないと思います。さらに24時間店舗だと夜勤もあるので長く続けていくのは体力的にきつくなってくると思います。

 
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