日本にある全てのブラック企業の根絶を目指して

グーグル合同会社「ワークライフバランス・キャリア・退職理由を暴露」

 

ワークライフバランス

 

eCommerce、在籍3年未満、現職(回答時)、中途入社、女性、グーグル合同会社

 

ほとんどは自分管理で一人一人違ってくるとは思います。あとはチームによってもワーク・ライフ・バランスが取れやすい部署とそうでも無い部署があるとは思います。個人的には常に状況や展開が早く変わる業界なので、緊急事態に備えてたりはよくしてます。緊急事態や新しいフィーチャーの売り出しの時期は取りにくいが、それ以外ではジムや休憩時間もスケジュールに加えることでバランスをとっています。同僚たちも個人のスケジュールを尊敬してくれていますので、変なピアプレッシャーは無いです。

 

社員、在籍3〜5年、現職(回答時)、新卒入社、女性、グーグル合同会社

 

ワークライフバランスがとても重視されている会社である。遅くまで残って仕事をしているとマネージャーに心配されて帰るように言われる。また、ある程度キャリアを積めばパートタイムへの変更も可能で、例えば八割のパートタイムの社員となって週に4回のみ出社するなどといったこともできる。ワークフロムホームは文化のひとつとなっており、強い理由なく家から作業することができる。とくにソフトウェアエンジニアはその傾向が強い。必要な時に休むことができる、推奨されていることは非常にありがたいです。出産、育児休暇はもちろん、子供の看病や世話のためにも休むことが可能でした。また、有給をしっかりとって仕事に戻ってくることを、むしろ推奨しており、ワーク・ライフ・バランスは調整しやすいです。また、自分自身で柔軟に仕事時間を管理する事ができます。

 

キャリア

 

オペレーション、在籍5〜10年、現職(回答時)、新卒入社、男性、グーグル合同会社

 

働きがい:
グローバル企業で働く面白さは、世界中の優秀な人と一緒に働くことです。また、世界中のユーザーに対してオペレーションの戦略を考える機会があることです。例えば、日本のユーザーとインドのユーザーでは考え方や行動が全く違います。その違いを楽しめる、働く環境が整っていると思います。

 

成長・キャリア開発:
キャリア開発については社内にトレーニングやリソースがたくさん用意されています。したがって、本人次第でいくらでもスキルアップできるかと思います。また、キャリアが進むにつれ、日本国内ではステップアップの選択肢が少ないと感じます。私には家族もいるため、簡単に海外異動はできませんので、社内で新しい Opportunities を見つけることは多少難しい面があります。

 

クラウド、テクニカルソリューションエンジニア、在籍3〜5年、現職(回答時)、中途入社、男性、グーグル合同会社

 

働きがい:
Googleプロダクトのリリースについての最新の情報が常に入ってくる点や実際に試せる点がエンジニアとしては楽しい。特にクラウドのTSEはGCPのプロダクトがほぼ使い放題。

 

成長・キャリア開発:
クラウドのTSEはGCPにかなり詳しくなれる。ただ、GCPプロダクトのユーザーとしてというよりはプロダクトの概要、裏側の情報のとり方に詳しくなるという側面が大きい。つまづきポイント等には詳しくなるが、実際にプロダクトを本番環境で運用した経験がない人も多く、使うときの勘所がわからなかったりする。入社時にはメンターがついたりトレーニングもあるが、周りが積極的に助けるという文化ではなくデキる人が勝手に育つ場所であるため、自分で進んで情報を取り学んでいこうという姿勢がないと成長することは難しい。右も左も分からない新卒は特に意識的に動かないと苦労する。サポートとしてずっとやっていくには良いが、ものを作る側になりたいという場合には業務をしているだけでは力が衰えていくことに不安を覚える。

 

広告営業、在籍5〜10年、退社済み(2020年より前)、新卒入社、男性、グーグル合同会社

 

働きがい:大手クライアントの場合何もしなくても売上が立つので、ただいるだけの社員も多い。その中で一部の素晴らしく優秀な社員が実際のイノベーションを起こしている。スーパーホワイトなので明確な目標がない限り、力を抜く可能性が高い。何のために入社するのかはしっかりと考えるべき。成長・キャリア開発:昇進はフェアに行われていると思う。優秀な人は昇進が早い。プロダクト、職種間の異動は直近の評価と個人のネットワークに依存するので、そういったことを自主的にできない人には向いていない。

 

営業、在籍10〜15年、現職(回答時)、中途入社、女性、グーグル合同会社

 

働きがい:
顧客のビジネスにダイレクトに良い影響を与えられる点は非常にやりがいを感じる。新しい製品のローンチに関わったり、グローバルチームと働く醍醐味もある。
評価は、半期ごとに自己評価と他者評価でレビューされる。プロジェクトや案件をいかにアピールするか、何かにつけてプレゼンスを発揮する能力が問われる。

 

成長・キャリア開発:
部署やチームによって様々な仕事内容を経験できるので自分に合った仕事やチャレンジを見つけていくことができる。一口に法人営業と言っても、どの製品を担当するか、企業規模や販売チャネル、業界はどこを担当するかで違った経験を積むことができる。社内の海外部署と連携の多いチームではグローバルチームとも働くことができる。ただ、同じことを延々とやるような部門もあるため、人によっては向いていないと感じる人もいる。良いプロジェクトや案件、ポジションをいち早く取っていく嗅覚は必要。ジョブレベル制で、同じ職種での昇級・昇給はあるが、管理職は外部から入ってくることが多いため、一定以上のジョブレベルになると詰まってくる。

 

退職理由

 

クラウド、テクニカルソリューションエンジニア、在籍3〜5年、現職(回答時)、中途入社、男性、グーグル合同会社

 

TSE はサポートするプロダクトを作っていないため、プロダクト自体の問題の場合にはお客様とSWE・SREのただのメッセンジャーになる場面も多い。またお客様からのプレッシャーと全然返事をしない日本にいない製品エンジニアとの板挟みになりストレスがある。
ものづくりをしたければTSEは適切な場所ではない。外資ならよくあるが大切なことは本社で決まり日本オフィスはそのローカルでの実装者で意思決定には関われないことが多い。

 

営業、在籍5〜10年、退社済み(2015年より前)、中途入社、女性、グーグル合同会社

 

細かく細分化された業務内容のため、今後自分の成長に役に立つかどうか、不安を感じました。とても優秀な人がとてもオペレーショナルな仕事をしていて、その退屈さを外から見たときのブランドイメージの高さとお給料の高さでなんとかつなぎとめているという雰囲気でした。また、長く働いていても結局は外から事業についてわからない人が入社してくるという印象もあり、成長の先とキャリアパスが見えないことも原因の一つかと思います。社内用語で話す人が多く、確かに世界的に讃えられている今ならいいと思いますが、外で通用するのかどうか疑問を持ちました。

 

営業、在籍3〜5年、退社済み(2015年より前)、中途入社、男性、グーグル合同会社

 

Google本社が新しいCFOを採用し、色々な意味で「普通の会社」へと変わる時代を在籍時の後半で過ごしました。特に営業関連職だったこともあり、個々人の創意工夫よりもどれだけ本社の意向を確実に高いレベルで成し遂げることが出来るか、が求められるスキルへと変化していく時期でした。まだまだ自分自身でマーケットを切り開くという仕事を重視していたことから、大規模な「普通の会社」ではなく、スタートアップや新規事業の責任者というポジションを志向し、退職することとしました。しかし、これまでいくつかの企業を経験していますが、相変わらずGoogleは他に類を見ない企業としての理想を追い求める企業だっと今でも思います。私は新卒後10年ほど経ってからの中途入社でしたが、Googleで学んだことの多くは今でも私の行動指針で、そこで出会った極めて優れた人たちは一生付き合い続けたい大事な財産です。以前は新卒で入社するにはあまりお勧めできなかったのですが、実際の現場で学んで自らプロフェッショナルとして道を切り開く力のある人にとっては良い環境だと、今は思います。とは言え、Googleというイメージとは異なり外資系企業の常として、上層部へ行けば、官僚的な政治が跋扈する世界であることは事実で、そこで出世するよりも、踏み台としてどう自らを成長させることができるか大事な企業だと思います。

 
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