日本にある全てのブラック企業の根絶を目指して

マーケティング、在籍5〜10年、現職（回答時）、中途入社、男性、WOWOW

年収：1000万円
基本給（月）：48万円
残業代（月）：12万円
賞与（年）：280万円

給与制度：
残業時間に関係なく50時間分の残業が出るので、定時で帰る人と50時間残業している人の給料も変わらない。半年に一度の評価によって一段階で5%の増減がある。

評価制度：
定数化できていない目標制度で管理者によって評価軸がかわるのて成熟していないように感じる。そのため自己評価との差にズレを感じて不満を持つ社員もいるが、あっても一段階程度のズレで、本当に仕事を頑張っている社員が低評価、逆に本当にだめな社員が良い評価を受けるような事はない。

制作系、在籍15〜20年、現職（回答時）、新卒入社、男性、WOWOW

年収：900万円

年俸制なので、35歳前後で受ける管理職試験までは５段階位のステージに分けられる。
一般社員の一番上のステージ、
34歳〜、年収約800万前半。
30〜33歳、年収約700万前半。
27〜29歳、年収600万前後。

ちなみに管理職試験に受かると、平均の評価で年収は1000万を超える。その後も幾つかの資格に応じて給与アップがされる。
リーダー（課長）で1100〜1200万台。
ライン部長で1300〜1400万台。
局長級は1600万〜1800万といったところ。

給与制度の特徴：
年に2回のボーナスを6で割り、月給に追加される年俸制。月給には50時間分の残業代が組み込まれている。（残業ゼロでも50時間分の残業代が貰える）ステージ内で年に2回、7段階の評価（1から7、大多数派平均の4）を受け、それに応じて収入も変化する。30歳前後でも3の評価と5の評価では、月に5万円ほどの差がつく。

制作現場系、在籍3年未満、退社済み(2010年より前)、中途入社、男性、WOWOW

年収：700万円

給与・賞与・昇給等について：
高い部類とは思う。1000万円以上の社員はごろごろいると、人事部長が入社時に話して、期待を持たせた。ただ、実際は契約社員のため固定給であり、支給額も正社員の２/３程度に押さえられていた。契約でも仕事は同程度にこなさなければならない。スポンサー動向に左右されない安定した企業収入がある。長年かけて蓄積してきた顧客はそう簡単に離れない。300万弱もいる既存顧客が大きな収入源となって会社を支えており、企業としての安定性は高いと思う。

福利厚生・オフィス環境ついて：
マッサージの補助や、ベネフィットワンなど、比較的充実している。旧オフィスは非常に乱雑で、椅子や机の品質も悪く、あらゆる重要物も放置されるような状態であったが、移転後の新オフィスについては不明。

一般社員、在籍5〜10年、現職（回答時）、中途入社、男性、WOWOW

年収：40歳　サブリーダー1000万円

給与制度の特徴：
基本的に年功序列だが、同期でも１０％位差が出るから、それなりに実力主義。ちなみに、年功序列の制度は東京電力なみの安定企業をモデルにしている。新卒で学部卒にはかなり良い。中途採用や大学院卒は不遇になるケースもあり、そうなると「不遇なまま超安定」の低空飛行がつづく。スポーツ施設が安く使えたのがよかったです。社内の部活動助成金などもありました。待遇もとても良かったです。

４５時間までの残業代は含まれていたので、年俸制になっても給料が下がりませんでした。産休や育児休暇の取り方については実際に経験が無いのでわかりませんが、取得して復帰している方もいました。

思いのほか「ネットとテレビの融合」は進んでおらず、意外とテレビの需要は落ちないなという感じ。映画がほぼブルーレイになっても、ハードディスク録画が一般的になっても、あまり加入者の数は変わらない。あとは、ＷＯＷＯＷが保有する権利を、どのインフラでも流せるような権利保有さえしっかりしていればサプライヤーとしてはそこそこ残りそうな感じがする。

間接部門、在籍10〜15年、現職（回答時）、中途入社、男性、WOWOW

年収：850万円
基本給（月）：50万円
残業代（月）：10万円
賞与（年）：130万円

給与制度の特徴：
非常に高い給与をいただいている。業務量と責任と比較すると貰い過ぎなくらい貰える。仕事の目的をお金のためと割り切ればとても恵まれた環境である。

評価制度：
MBOによる評価制度はあるが、評価基準があいまいなため、実際には上司との関係値や、声が大きい人が評価される傾向にある。配信事業の繁栄により、いつまで、サブスクリプションビジネスが成立するか、将来の不安は感じる。加入をとることを軸に全社的に動いているので、少子化、テレビ離れで、新規加入が伸びなくなる中、どのように生き残っていくのか、企業の底力が試されると思う。