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日本航空_JAL「ワークライフバランス・キャリア・退職理由を暴露」

 

ワークライフバランス

 

客室、客室乗務員、一般、在籍5〜10年、現職(回答時)、中途入社、女性、日本航空(JAL)、正社員

 

月によりステイ先やステイ日数が変わる。早朝深夜勤務や時差もあり36時間起きてるなんてこともよくある。疲れて休みの日は寝てすごす人もいれば体力があってフライト後に遊びに出かける人もいる。

 

最近はまだ休憩を出来るだけ取ろうという文化になってきたが、到着が遅れたりすると自己犠牲の精神で、遅れを取り戻そうとするため、国内線では勤務中に休憩が取れない、なにも食べられないこともよくある。取れても5-10分くらい、機内掃除している間におにぎりを詰め込むくらいしかできない。トイレになかなか行けず膀胱炎になる人も多い。

 

家に帰れない日も結構あるので、プライベートの予定が組みにくく、シフト制の為にシフト変更などで振り回されることもある。

 

また、アルコールの制限がかなり厳しくなり、これでもかというくらい何回も機械で呼吸チェックがあり、ピリピリしている。24時間前からの摂取量制限、12時間前の禁酒がかなり厳しく管理されるので、翌日が休みの勤務終わりか休み1日目しか飲めないので結婚式に行ってもソフトドリンクだったりとアルコール好きな人にはプライベートを楽しめなくなるかもしれない。アルコール摂取をしていなくても、おにぎりやマウスウォッシュなどでアルコールを検知される誤認もあり、食べ物も成分を見てから食べるなどとても気を違う。

 

基本的に4勤2休スタイル。国際線のアメリカ東海岸を飛んだあとや、ロサンゼルスを一泊で三日で勤務した場合はその後3日休みになり、また4日働き1日休みにしてまた4勤2休サイクルに戻る。

 

土日休みの仕事と比べるとなんとなく月の休みが多く感じるが、一般的にいう大型連休など長期連休の概念がないので年間的には変わらず、有休を取らない限り大型連休になることはない。また、有休も希望が100%通るわけではなく、人員により取れない場合もある。

 

客室乗務員、在籍3年未満、現職(回答時)、中途入社、女性、日本航空(JAL)、正社員

 

有給申請は普通の会社員より取りやすいとおもう。前日に出しても通ったことはある。ホワイト企業と呼ばれる会社と同じだと思う。しっかりと就業時間は管理されていると思う。他業界から来る場合は、スタンバイ、不規則な時間の出勤退勤に慣れるには時間を要する人もいるとおもうが、慣れるし、合う方もいるとおもう。早く終われるとき、遅く出勤できるとき、1ヶ月のやすみ数は他の方より多く意外と自分の時間も取りやすいと前職の働き方と比べると感じるところではある。

 

遅延や天気での欠航、引き戻しの際は、どうしようもないことですが、その際のプライベートのスケジュールが崩れることがあるので対策は必要である。
客室乗務員未経験の方への参考になればとおもう。

 

マーケティング、在籍3〜5年、現職(回答時)、中途入社、男性、日本航空(JAL)、正社員

 

部署、上司によるが、ワークライフバランスを取りやすいところもある。ただそのためには仕事の絶対量を減らさないといけないが、そこはまだまだ甘いため、旗振っているだけで、全社的に掲げた総労働時間を守れず、ちゃんと残業つけている人もいる。そのため、ちゃんと生産的に時間内に仕事を収める工夫や努力をしている人が給与面でみた時に、残業代が減った分だけ逆に損をしているという現実もある。きっちりと守っている人の方がバカをみる給与面での改善は必要。

 

キャリア

 

客室乗務員、在籍3年未満、現職(回答時)、新卒入社、女性、日本航空(JAL)、正社員

 

働きがい:
現場の最前線にいるため、お客さまの反応をダイレクトに感じることができる。また、限られた時間の中で全て万全の状態でフライトを完遂できた時にはやり甲斐を感じることができた。それなりの経験を積めば、客室乗務員の仕事を活かして、地上業務にアサインされることもあり、モチベーションアップにつながった。

 

成長・キャリア開発:
多分、普通の企業では考えられないくらい、きめ細やかに指導育成していこうとしているのだと思うが、逆に閉塞感を感じる事があった。
キャリアパスも考えられているが、現実問題、子供が生まれた場合、育児をヘルプしてもらえる環境が自分に無ければ、自身のキャリアを積む以前の問題として、仕事を続けていくことが難しいと感じる。色々な制度が導入されているので、今後改善されていくことを期待している。

 

客室乗務員、在籍3年未満、退社済み(2020年より前)、新卒入社、女性、日本航空(JAL)、正社員

 

働きがい:
接客の仕事や航空機に乗ることが好きな方にとっては、各地の美味しい食べ物を食べ歩くこともできるためやりがいは十分にあると思う。また、お客さまと同乗クルーを含めて人と常に接しているため、感謝の言葉を直接もらえることができ、それが原動力になることもある。

 

成長・キャリア開発:
成長という点では、それぞれの頑張りようによって違ってくる。仕事に活かせる手話の資格やソムリエの資格等を取ったり、何かしらの目標を持ってさえいれば、成長できる場はたくさんある。もちろんビジネスパーソンとしてのスキルは業務になく身につかないため、それ以外での目標が大前提となる。

 

客室乗務員、在籍3年未満、退社済み(2020年より前)、中途入社、女性、日本航空(JAL)、正社員

 

働きがい:
接客と共に安全保安要員としての性質もあるので、一便一便に責任を感じますし、チームワークで働く点も、一便の運航を終えるごとに達成感を感じます。接客という点はレストランやファーストフードよりむしろ薄いと思いますが(触れ合う時間が少ないため)、その分短い時間でどのようなサービスを提供するか、少ない資材でどのようにお客様に喜んでいただけるよう動くか等、自分自身やチームで知恵を絞って考え提供するところに働きがいを感じていました。

 

成長・キャリア開発:
女性の職場なので、男女の差なく(当然ですが)キャリアアップの機会は均等に用意されていると思います。
育休・産休についても充実しているので、働く年数の差はあったとしてもそれが不利にはたらくことはないように感じていました。英語・手話・ソムリエなど、個々のスキルを磨いている人も多く、成長しようというやる気につながる環境です。

 

また、1日1日違うチームで働くことになっていたので、初対面のクルーとのコミュニケーションが必須でした。そのため、人とのコミュニケーション能力は、通常のお客様に対する接客という点より伸ばすことができたと思います。ルールや法令はきちんと守られているので、業務の大きな流れとしては日々変わることはありませんが、イレギュラーな事態が起こることもあるので、順応能力も磨かれると思います。

 

退職理由

 

客室乗務員、在籍3〜5年、現職(回答時)、新卒入社、女性、日本航空(JAL)、正社員

 

入社時に比べ、古い暗黙の了解ルールは排除されていき働きやすい環境が整備されつつある。しかしオープンで外資系のような働きやすさは今後とも絶対に無いだろう。この会社、特にこの組織の中では先輩への配慮が何よりも一番生き残っていく上で大切な術。

 

訓練で学ぶことはあまり実用性がなく、現場に出て先輩のやり方を見ながら業務をこなしていく。ある程度業務がこなせるようになったら管理職と一緒に飛び、チェックを受け昇進するシステム。

 

基本給は入社から数年だとそう大きくは変わらずフライトタイムによって月給が大きく変わる。フライトをすればするほど稼げる。私は客室乗務員になりたくて人生頑張ってきました、しかし心身ともに相当な覚悟が必要であるこの仕事をあと何年続けられるだろうかと考え少し早いですが退職という決断に至りました。
今の時代、LCCも普及しチケットの値段も安く手に入り誰でも国際線に乗れる時代です。ひと昔前のまさに花形職業スッチー時代を夢見て就職する方がいるならばやめておいたほうが良いと思います。

 

体力勝負、気遣い勝負で頑張って到着してもステイ時間は海外でも1日あるか無いかで体力が無ければ楽しむことができません。本当にサービスが好きで心からおもてなしをしたい、業務そのものに惹かれる人はとてもやりがいがあると思います。

 

客室乗務員、在籍5〜10年、現職(回答時)、中途入社、女性、日本航空(JAL)、正社員

 

将来のことを考えて。若い独身には最高の仕事だと思う。海外色々なところへ行け航空券も安くで購入でき、頻繁に海外旅行をしている乗務員もいる。ただ結婚をし、この仕事を続けながら子供を育てていくには厳しいと感じる。不規則な生活で保育園や幼稚園のお迎えなど行けない為親の援助やベビーシッターなどを活用しないと両立は難しいのではないかと考えた為転職を決断した。

 

また時差で睡眠が常に浅くなってしまい、身体に良くないと感じた。ホテルや客室内の乗務員が仮眠をするスペースなど比較的どこでも寝れる方はそこまで身体の負担を感じずやっていけるのではないかなと思う。ただ会社としては規模も大きく安心感はあるし、働き方改革を現場にも取り入れ働きやすくなってきていると思う。

 

給与水準も手当が多い為、割と貰えている方だと思う。転職すると給与が大幅に下がってしまう為悩んでいたが、結婚を機に土日休みの仕事に転職しようと以前から検討していたため、転職することにした。転職検討理由を述べたが、定年まで働いている方や子供が大きくなってもやりがいのために働いている方も多くいる。そういったところを見ると、やりがいや充実感を持って働ける職場なのではないかと感じる。

 

客室乗務員、キャビンアテンダント、在籍3〜5年、現職(回答時)、新卒入社、女性、日本航空(JAL)、正社員

 

肉体労働の割に給与が見合わないことが問題だと思います。他社と比べてはいけないとは思いますが、給与も待遇もかなり違っています。また、新しい事業展開も始まりましたが、この事業が上手くいかなければ私たちの賞与もさがり辞められる方も増えて行くのではないでしょうか。

 

女性社会のストレスや体調不良で休む方もたくさんいます。長く続けることは難しい職種なのかなと思いました。
会社が大きいだけに下の声は上に届きにくいようになっていると思います。

 
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