日本にある全てのブラック企業の根絶を目指して

鞄d通「ワークライフバランス・キャリア・退職理由を暴露」

 

ワークライフバランス

 

営業、在籍10〜15年、退社済み(2015年より前)、新卒入社、男性、電通

 

営業だったので、会社というよりはクライアントに左右されます。
会社が業務を細かく指示することはなく、クライアントの業績をあげるために、また競合に勝つために思案し、試行錯誤の毎日です。なので職場環境というよりはクライアントとの関係性により全てが大きく変わります。鉄の意思をもってクライアントと向き合えばワークライフバランスはしっかりととれると思います。ただ、そもそも広告代理店で仕事をたい人は基本的にはやりがいを求めている人が多く、ワークライフバランスを重要視している人は少ないとは思います。生活環境が変わり、ワークライフバランスを見直そうというときは自分で調整は必ずできるはずです。

 

 

営業、在籍10〜15年、現職(回答時)、中途入社、男性、電通

 

働き方改革での総労働時間の制限などのしがらみはあるが、インプットホリデーなどでの公休でのメリハリはつくようになっている。
昔は夜残業すればいいんだよ!ということで、新しい取引先開拓や、ブレストをどこまでもやっていたが、そのあたりはだいぶ制限がある。ただし、インプットホリデーでの本を読んだり、セミナーにいったり、家族の時間を持てたりするようになったのはとても素晴らしい。やや会社が学校化しているところがよくも悪くもあるが、労働環境が悪い広告業界の中ではだいぶよい方であるとも感じる。

 

ビジネスプロデュース、マーケティング、シニアマネージャー、在籍10〜15年、退社済み(2020年より前)、新卒入社、男性、電通

 

憶測から様々なネガティブな意見が散見されますが、内実はかなりホワイトな会社になったと思います。一日の基本の労働時間は7時間に設定されており、他の企業よりも短く、月に一度の会社指定の休みがあるため年間休日は他の企業よりも多いです。部署や上司にもよりますが、長期の休みも取りやすく、海外旅行に出かける社員は多いと思います。福利厚生は充実しているとは言えませんが、十分かと思います。

 

キャリア

 

営業、在籍5〜10年、退社済み(2020年より前)、新卒入社、男性、電通

 

働きがい:
とにかく待遇。10年いて本当にこの会社の良さがわかる。待遇の良さでは日本トップレベル。年収500万円の人の2倍3倍の仕事量をこなしているわけではないのにこの待遇は本当に自分の選択に自信がつく。

 

成長・キャリア開発:
いってしまえば社会の渡り方だが、希望する部署にいずれは異動できるだろうし、ある程度は歯を食いしばって耐えることも当たり前だが必要。社会人としてのスキルは無論身につくが、他人の動かし方、マネジメントといった能力を若いうちから高いレベルで鍛えることができるのはなかなかない環境。

 

ソリューション、マーケティング、非管理職、在籍5〜10年、退社済み(2020年以降)、新卒入社、男性、電通

 

働きがい:
広告、クリエイティブ、マーケティング領域に身を置きたい人には最高の環境だと思う。ただし、年々下がっていく年収にモチベーション削がれないのであれば。

 

成長・キャリア開発:
内勤(クリエイティブやマーケティング)の場合、成果を出していればキャリアの希望はかなりの可能性で通る。会社のアセットとしても、希望のキャリアを実現できる幅は非常に広い。もちろん、いまいる部署で成果を出せていない人がキャリアの希望を出しても通ることはないのは言うまでもない。

 

営業、在籍3〜5年、退社済み(2020年より前)、中途入社、男性、電通

 

働きがい:
成果を出す兆しがあるプレイヤーに対しては死ぬほど仕事が降ってくる(クライアント軸で発生することもあれば、社内ニーズとして発生することもある)いずれにせよ、仕事がない人間への冷遇はかなりあるため、どんな仕事も拾っていけば何かしら信頼につながっていく土壌があると思う。

 

成長・キャリア開発:
自分軸による
社内の何かに期待していても何も成長しない。自由に自分で判断して多くの仕事をこなしていく以外にキャリア開発はありえない。一方で、社内政治を乗りこなせない限りは要職(局長以上)には上がれない

 

内勤、在籍3〜5年、現職(回答時)、新卒入社、女性、電通

 

働きがい:
他企業に比べて面倒見の良い先輩が多く、社会人としても恥ずかしくない振る舞いや知識は必ず身につけることが出来るので、ファーストキャリアとしてはおすすめできます。

 

成長・キャリア開発:
1年目2年目のような若手でも、取引先から対等に相手をしてもらえるのは大企業ならではのメリットだと思います。そういう意味では若いうちから大きな案件に携われたり、自分の意見を反映することはできます。

 

ただ、まだ積極的に若手に挑戦をさせるような上司が多いわけではないので、ロビー活動が上手く、かつ普段から主張が強い人間でない限り、与えられた仕事をこなすことに精一杯になっていることも少なくありません。

 

退職理由

 

営業、在籍5〜10年、現職(回答時)、新卒入社、女性、電通

 

@働き方改革の影響で実を伴わない形骸的な制度がたくさんでき、質の高いアウトプットを練る環境からどんどん遠ざかっていくのを肌で感じ、社内の能力のある人材は流出していくであろう事が予想されたから。

 

A人事評価制度を変えようとしているが、現制度問題点の解決策にもなっていないし、古い大企業病を自社で治す能力をなくしてしまったのだと感じたから。

 

B屋台骨のかつての4マスメディア収入がシュリンクする一方、急務のデジタル強化も上手くいっておらず、今後競合の勝率がさらに下がり会社の売上が苦戦していくであろう事が予想されたから。

 

総じて、つまらない会社になっていきそうだから。

 

営業、在籍3年未満、退社済み(2020年より前)、中途入社、男性、電通

 

ウェブ系の代理店の方が今後の需要度が高まると考えたため転職した。広告代理店としての信頼度や予算獲得能力は個々の営業の能力を問わず、圧倒的である。それが強みでもあるが、新規案件獲得の積極性は全社を通じて少なくなっている印象がする。また、ウェブやサイト周りでのクリエイティブ表現で戦略性を取れず他代理店にプレゼンで敗北する事が多かった。近年クライアントからは費用対効果を数字で求められる場面が多い。派手なマスコミュニケーションの行き詰まりが関わる案件すべてでじわじわと発生している。

 

営業、在籍3〜5年、退社済み(2015年より前)、新卒入社、女性、電通

 

激務であったため、結婚後家庭と仕事を両立していく自信がなく、そうまでして両立したいと思えるほど、会社のビジョンや、仕事内容や職場の雰囲気が自分に合っているとは思えなかったため。また、学び続けることが好きな性格なのだが、仕事をしていてこれといった専門性が身についている気がせず、ゆくゆくはどんな環境でも働けるような専門性を身につけられるような仕事がしたいと思い、若いうちに方向転換を図りたいと思ったから。会社と、自分自身のもっている雰囲気のあまりの違いから、石の上にも三年と思い努力したものの、長い間生き生きとした気持ちでこの会社で働くことがどうしてもイメージできず、お給料が下がってでも元気に笑って暮らせるような仕事がしたいと思ったため。

 

営業、在籍15〜20年、現職(回答時)、新卒入社、男性、電通

 

広告業というマーケティング活動の最も川下の部分にいる会社なので、たとえば経営課題の解決であったりその企業の成長に大きなインパクトを持とうとすると、この会社ではリソースに限界があり、且つクライアントからもそこまでの期待はされていないという事実が自分のビジョンと大きく異なるため。また、広告という、売上や利益との関連性を証明できない業種のため、戦略上の妥当性よりも政治上の適合性(例:社長が〇〇〇というタレントが好きだがら起用する)が優先され、そこに対するフラストレーションが強くなったため。

 

営業、在籍5〜10年、退社済み(2020年より前)、中途入社、女性、電通

 

将来性がない。デジタル広告の勢いが止まらず、新しい媒体や配信技術は進化するが、上層部も含め電波媒体が基盤の人材が多く、最新のアドテク分野を理解、従事するのは一部の社員で、社員教育もされておらず、今後の戦略を描けていない。外部のデジタル系の広告会社を買収し人材確保を行っているが、社内のリソースは機能しておらず高コストで働かせているため無駄が生じている状況。同じ業務を5年近く続けたので飽きてしまったのが大きな理由です。また、コスト削減で入社から退職までの5年間で人員が半分以下に減り負担も多くなった。長く働いた社員も退職や、出向などでかなり散らばって、統一感がなくなっていた。

 
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