日本にある全てのブラック企業の根絶を目指して

伊藤忠商事梶uワークライフバランス・キャリア・退職理由を暴露」

 

ワークライフバランス

 

食料カンパニー、営業、在籍10〜15年、現職(回答時)、新卒入社、女性、伊藤忠商事、正社員

 

カンパニーによって組織文化は全然違うが,営業では基本的に滅私奉公となる。20代独身であればそれもこなせたが、子供ができるとなかなか難しい。当たり前だが、同じ給料同じ業務量を課されるので育休明けの女性総合職で営業部署に戻った者は皆苦労している。

 

ワークライフバランスを実践しようとするといわゆる窓際部署への異動を希望するしかない。20時退社は徹底されているが、役職者は仕事を切り離して休暇を楽しむような余裕も意思もなく、常に仕事のことを考えており、それを部下、社員にも求める傾向あり。いずれにせよ、いわゆる昭和の猛烈サラリーマンに徹することができれば楽しいと思える。

 

営業、在籍5〜10年、現職(回答時)、新卒入社、男性、伊藤忠商事、正社員

 

思う。所属する組織や上長によって多少の差はあるものの。具体的には下記。
・会社として20時以降の残業に対して厳しく、実店舗運用でも大部分の部署で徹底されている。
・モバイルワークを推進したり、一方でモバイルワークの時間も業務時間として確り見做すなど、時間管理も徹底。巷で言う働き方改革に積極的に取り組んでいるし、実運用にも落とし込まれている。
・オフィスすぐそばに保育所を設けており(恐らく定員は限られるだろうが)、女性の職場復帰もし易いように少なくとも制度上は整っており、実運用でも実際に職場復帰している女性総合職、事務職を多く見ている。

 

営業、在籍3年未満、現職(回答時)、新卒入社、男性、伊藤忠商事、正社員

 

朝方勤務を導入してから、20時以降の残業は原則禁止となった。導入当初は、20時ギリギリまで残業していた社員が多かったが、数年が経ち、20時まで残業をする社員が減り、帰りづらい雰囲気はなくなった。

 

管理職も率先して早く帰っており、不必要/無駄な残業は減っている。休暇については、夏休みの推奨休暇日数を増やす等、取りやすくはなっているが、まだまだ社員に浸透しておらず、(特に営業の)休暇取得率は低い。

 

キャリア

 

営業、在籍5〜10年、現職(回答時)、新卒入社、男性、伊藤忠商事、正社員

 

働きがい:
・期待されるパフォーマンスに対して結果が必要になるが、その結果に対してはきちんとした評価がもらえる=給与に反映されるため、働き甲斐はある。
・これから商社としてどのような姿を描くべきなのか、答えの見えない状況だからこそさまざまなことにチャレンジできる環境が整っていると感じる。

 

成長・キャリア開発:
・数年での職務内容のローテーションがあるためそれなりにスキルや人脈を取得した上で新たなキャリアにチャレンジできるが、希望がそのまま通るわけではないケースもある。

 

営業、在籍10〜15年、現職(回答時)、新卒入社、男性、伊藤忠商事、正社員

 

働きがい:
各担当者に案件推進の裁量が任されているため、モチベーションには繋がりやすい。人事についても、個人の要望についてはある程度考慮はしてもらえる。年次を経るにつれて、関与できる業務内容もレベルアップされ、成長は感じることができる。一定の年次以降は個々人のモチベーションなどにより、キャリアパスは変わってくる。

 

成長・キャリア開発:
営業職に就いた場合、財務や法令面など含め、総合的・包括的にビジネスを理解し携わることとなる。守備範囲が広い分、意欲が高い場合は高い成長につながる環境がある。10年目までは、事業会社への出向、海外への勤務など、一通りのパスを経験できるキャリアが用意されている。

 

財務・経理、在籍3年未満、現職(回答時)、新卒入社、女性、伊藤忠商事、正社員

 

働きがい:
若手には少し手の届かないくらいの仕事を与えて成長を促す雰囲気で、新しいことに挑戦させてもらえる点には働きがいを感じた。

 

成長・キャリア開発:
社内でも研修は多く、特に新入社員は英語等の研修・教育をしっかり受けられる。社外の研修についても、上司の許可があれば基本的に行かせてもらえる。
また、若手はどの部門配属であっても、海外実習生or語学研修生として基本的に海外駐在を経験できる。英語スピーキングテストクリアが海外駐在の要件になっている。

 

退職理由

 

営業、在籍5〜10年、退社済み(2020年より前)、中途入社、男性、伊藤忠商事、正社員

 

キャリア形成の観点で不安を覚えた為。伊藤忠商事の営業職務で得られるハードスキルで外部でも評価され得るのは語学力と貿易実務しかない。語学力は別段商社でなくとも身に着けられるため希少価値が低く、貿易実務に関しては商社以上にそれを活用出来る環境は無い。

 

また貿易から事業投資へ舵を切っているが、投資実務は一部の限られた社員もしくは中途入社社員に委ねられ、また若手社員が意思決定に関わるのは難しい。従い投資実務をスキル化するのは無理がある。

 

これらを鑑みると、会社としてはここ10年程で素晴らしい成長を遂げており周囲からの評価は高まったように感じるが、会社のvalueとそこで働く人材のvalueが必ずしも比例しないことに注意すべきであると考えた。

 

営業、在籍3〜5年、退社済み(2020年より前)、新卒入社、男性、伊藤忠商事、正社員

 

給与・待遇はもちろん、規模もブランドもまだ魅力ではありながら、現在も残る激務かつ体育会系な社風が最終的に合いませんでした。働き方改革の煽りを受けて、朝型勤務など一部の社内制度・規則は変わったものの、それでもやはり担当業務量は多いのに対して気合と根性を以ってして乗り越えるのがとにかく是とされる精神論的なカルチャーに入社以来ずっと違和感を覚え続けました。

 

また、総合商社ならではの原籍・背番号制は引き続き存在しており、それを超えてのジョブローテーションがまず起きない中で、このままでは外での潰しが効かないのではとの不安と焦りが募りに募った結果、早期での退職に至りました。

 

今から振り返ると、総合商社は各社トレードから事業投資にシフトしているのが最近の潮流ですが、それにも関わらず旧態依然のトレードが主要ビジネスとなっている部署に配属させられたのも個人的なリスクでした。

 

とは言え、若手の内はなかなか良い職場環境ではあるとは思うものの、中長期的なキャリアを検討するには正直難しい会社であるのは否めません。事実、直属の上司を見回しても自分自身がそうなりたいと思えるロールモデルがほぼ皆無でしたので、外部に活路を求めた上での転職を行いました。

 

営業、在籍5〜10年、退社済み(2015年より前)、新卒入社、男性、伊藤忠商事、正社員

 

ディビジョンカンパニー制で、専門性がたかそうに思われるかもしれないが、実際は事業会社を使って収益を吸い上げているだけでカンパニーによってはごくごく浅い知識しか持ち合わせていない人間が多いところもある。

 

それどころか事業会社の収益をさらに中抜きしに行くことすらある。にもかかわらずやたらと高給であるため、スペシャリストが揃っている事業会社からは疎まれている部分もあり、また自分に特定業種における本物の専門性を付けないと人材としての市場価値がないと考えたため。
また、ゴルフ、飲み会などが多すぎて出費もかさむ上、拘束時間が事実上長すぎる。

 
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