日本にある全てのブラック企業の根絶を目指して

ゴールドマン・サックス証券潟潤[クライフバランス・キャリア・退職理由を暴露」

 

ワークライフバランス

 

テクノロジー、在籍3〜5年、退社済み(2020年より前)、新卒入社、男性、ゴールドマン・サックス証券

 

証券部門、バックオフィスは総じてワークライフバランスが良い。IBDやリサーチはかなりの根性が試されると思う。ワークライフバランスが良い部門だと、ジュニアのうちは忙しくてもVP以上になれば安定して8時から19時のような生活も可能。育児休暇や早退などもかなり柔軟に取れるため、ロングタームでも働き続けやすい環境だと思う。もちろんメインの仕事が出来ていると言う印象を周りに与えられていればのことであるが。マクロが悪ければボーナスは期待できないだろう。

 

投資銀行部門、バンカー、アソシエイト、在籍3〜5年、現職(回答時)、新卒入社、女性、ゴールドマン・サックス証券

 

働き方改革が浸透してきており、入社して数年の若手は労働時間を減らすように配慮がされる。オフィスにいる時間は管理され、今までジュニアが担当していた単純な仕事のアウトソーシングや、システムの強化等、サポート体制も充実してきている。ただ、アソシエイト以上になると労働時間はあまり変わらず、むしろアナリストの分をカバーしなければならずに忙しさは以前とあまり変わらない。案件中か否かで忙しさは大きく変わり、案件中では土日もある程度の作業は求めらることがある。

 

営業、在籍3〜5年、退社済み(2015年より前)、新卒入社、女性、ゴールドマン・サックス証券

 

部署によると思います。M&Aなどを見ている投資銀行部門の若手だと、遅い時間まで働くことや、土日出勤は当たり前。ただし、ここ最近は、時流が後押しして、そうした部署の若手の労働時間の長さの改善に取り組んでいる。そのため、入社したばかりのアナリストだと、ルールで早く帰宅しないといけないそう。営業は、朝比較的早い分、マーケットの取引が無くなる夕方くらいには、一通りの仕事が済んでいることが多いが、チームのカルチャーによっては頻繁な接待をしないといけないこともあり、度重なる飲み会で体力を奪われる人も多い。

 

キャリア

 

投資銀行部門、在籍10〜15年、退社済み(2020年より前)、新卒入社、男性、ゴールドマン・サックス証券

 

働きがい:
グローバルな職場環境で日本で最優秀の人が集まっている。卒業生・アルムナイとの人的ネットワークが豊富であり繋がりが強い。会社を辞めた後でも人脈が維持できやすい。退社後にスタートアップやファンド等で活躍している人が多く、啓発される分けての社員が多い。その様なある意味寛容な企業文化があるので、トップ級の人材を引き寄せ続けることができるのではないか。

 

成長・キャリア開発:
厳しい環境ではあるが、日本・世界でトップの人が集まっており、社内教育もしっかりしている。社内でのセミナー等が豊富。

 

人事、在籍3〜5年、退社済み(2020年より前)、中途入社、女性、ゴールドマン・サックス証券

 

働きがい:
グローバルやリージョン(アジア太平洋地域)との繋がりを感じながら日々仕事ができる環境であること。世界の名だたる企業だからこそ、いろいろな施策が充実しており、女性の活躍もかなりサポートをしてくれる企業であること。

 

成長・キャリア開発:
グローバル人材として、日本と海外の間に立ちながら日英両言語で仕事を進める力と様々な文化の人たちと一緒にプロジェクトを進める異文化コミュニケーション力はとても身につきました。また、当然なことながら大きい会社でかなり政治的な部分もあるので、そこをどう乗り越えて人を動かすか等のスキルも身についたと思います。一方で、かなりチームワーク中心に動くのと、トップダウン型な組織なので、若い間に大きなプラットフォームを与えられてその中で成長するという感覚ではあまりありませんでした。

 

オペレーションズ、在籍3年未満、現職(回答時)、新卒入社、男性、ゴールドマン・サックス証券

 

働きがい:
自分より優秀な人と働けること。常に英語を使う環境にいれること。論理的に筋が通っていればどんどんと新しいことをさせてくれること。人事評価は360度評価を採用しており、異なるリージョン・クラス・部門の人にフィードバックしてもらうことが推奨されている。

 

成長・キャリア開発:
1年目からチームの主要なプレーヤーとして業務ができるようになった。また、自分でイニシアチブを立ち上げて業務効率化・リスク管理の厳格化などを行えるようになった。同業他社に就職した同期と比べても、より多くの知識を得ることができたと思う。このようにして得た知識や経験は、金融業界にいる限りどのようなポジションに今後ついたとしても生きてくると思う(金融商品に関する知識、フロントからバックまでの取引の流れについての知識)。

 

バックオフィス、在籍5〜10年、退社済み(2020年より前)、新卒入社、女性、ゴールドマン・サックス証券

 

働きがい:
年収が物を言う。やはりボーナスが出たときには全社的に就業意欲が高まっていた。人事評価は、360度評価。自分で選んだ10?14人(人数は年によってかわる)に、様々な評価項目の点数を匿名でつけてもらい、それを上司が集計してフィードバックしてくれる。概ね公平な評価制度だったと思う。

 

成長・キャリア開発:
どこの外資系でもそうだと思うが、この部署、と決めて入社してその部署で専門性を身につけられるので、専門職として食っていくための基礎ができた。5年以上ゴールドマンで働いていれば、転職活動の際に「ゴールドマンで◯年働いていた」という経歴が、きちんと働ける人材であることの証明になっているように感じる。転職後も、別の業界で同じ専門職の職種で働いている。

 

退職理由

 

投資銀行、在籍3年未満、退社済み(2020年より前)、新卒入社、男性、ゴールドマン・サックス証券

 

上述の通り、社長の方針が日系よりも日経らしく、ということもあり、グローバル企業を意識していた自分にとっては、違和感があったこと。更に、年収を自給で割ると、日経の大手商社や証券会社よりも低くなることがあり、プライベートが完全になくなる事や、体調を加味すると、割にあわないと思ったから。経済的にMake Senceするのは、VPやMDになり、ある程度ボーナスが貰えるようになってからだと思われる。但し、そのポジションに行く為に、新卒から自らを酷使する必要性はあるのか、という疑問は浮かんだ。

 

テクノロジー、在籍5〜10年、退社済み(2020年より前)、新卒入社、男性、ゴールドマン・サックス証券

 

実際優秀な人が多く働く環境も良いテクノロジー部門ではあるが、結局この会社はフロントが主役の会社でありIBDやセールス・トレーダーと比べると待遇は2流市民という感じがある。キャリアが上手く築けるかどうかもチームやマネージャー担当の運が大きく影響する。同じような能力があっても、良い(影響力のある)マネージャー、またはキツイが大切なチームに居るとプロモーションが早くなったり給料が高くなったりするが、ハズレを引いたら遅れを取ることになり不満がたまる。会社で心理的安全性が築けない。多少景気が悪くなるとすぐにレイオフがあり優秀だった仲間も気付いたらいなくなったりする。またその影響で人が足りなくなくと驚くほどの人数を新しく採用し始めたりする。ジョブセキュリティが弱く、上が信用できない中で長期的なキャリアを考えるのは難しいと感じた。

 

営業、在籍3〜5年、退社済み(2015年より前)、新卒入社、女性、ゴールドマン・サックス証券

 

アメリカ本社であれば、能力の無い人は、シニアなポジションに既にいたとしても、容赦なく解雇され、そのおかげで、若い人にも上に行けるチャンスが与えられ、よい新陳代謝が保たれている。ただし、東京オフィスにおいては、日本の労働法で守られているため、なかなか現実的には解雇が難しい。そのため、一旦上に上り詰めた人が、高い給与水準を維持しながら、あまり成果をだしていないのに、ずっと上にいつづけるため、若手にチャンスが巡ってこないことに、我慢しつづけなくてはいいけない現状に嫌気がさした。

 

 
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