日本にある全てのブラック企業の根絶を目指して

且草カ堂「ワークライフバランス・キャリア・退職理由を暴露」

 

ワークライフバランス

 

研究開発、在籍3年未満、退社済み(2020年より前)、新卒入社、女性、資生堂、正社員

 

見なし残業がとても多いです。月30時間を超えないように調整して打刻しろと言われていました。毎日持ち帰りの残業は当たり前。土日も仕事に費やす時間が多く、とてもワークライフバランスが取れているとは言いがたい状況でした。新入社員ですらその状況で、裁量労働の方はもっとひどい方も多く、夜中にメールが飛んでくることは日常茶飯事でした。部署によって差があるようですが、私の所属していた部署のみなし労働、残業時間はかなりひどかったのではないかと思います。

 

総合職、在籍3〜5年、現職(回答時)、新卒入社、女性、資生堂、正社員

 

入社当初は有給休暇が取りにくい、残業申請をしにくい雰囲気があったが、近年は改善され、他社と比較してもワーク・ライフ・バランスは非常に良いと思う。所属部署にもよるが、今年から「有給休暇の10日以上の取得」「残業月平均20時間以内」等といった評価指標の一環として組み込まれ、取り組まざるを得ない状況になったことから、有給休暇の計画的取得、業務の見直し、打刻時間と残業申請時間の乖離(=サービス残業)の縮小など、積極的に行われている。特に他社の友人に驚かれるのが、連続休暇取得の推奨。お盆休みや年末年始休暇などとは別に、有給休暇5日間に2回の土日を繋げた、計9日間の休暇を取得することができる。多くの社員が10月などに連続休暇を取得し、海外旅行など趣味の時間に費やしており、モチベーションアップに繋がっている。

 

マーケティング、在籍5〜10年、現職(回答時)、新卒入社、女性、資生堂、正社員

 

カレンダー通りの休みに加え、お盆は1週間全社的に休みとなり、年末は1月5日が初営業日。いまどき珍しいと思う。バリバリ働くというよりは、プライベート重視派の社員が多いように感じる。有休の取得も自由、在宅勤務も活発に活用されている。ただし、部署によりかなり差がある印象。本社勤務の場合は前述の通りだが、営業部門はまた事情が違うように見える。

 

キャリア

 

総合職、在籍5〜10年、退社済み(2015年より前)、新卒入社、女性、資生堂、正社員

 

働きがい:
国内化粧品事業ではトップの歴史、知名度。ただし単純な市場でいうと花王・カネボウに国内は負けており、コーセーにもかなりシェアを食われていた印象。それでも海外市場などもあり、なんだかんだ堅調。仕事の内容としてはそこまで難しいことはなかった。

 

成長・キャリア開発:
ある程度研修制度があり、若手を育てようという意欲は感じられる。総合職の場合は基本的に販売会社の営業としてキャリアがスタートするが、そこで結果を出す=本社に行ける、というわけではない。おそらく最初の配属段階で、ある程度本社用人材と販社用人材が決められていたように思った。ジョブチャレンジという形で希望の部署への応募ができるが、当時は現在の部署への在籍がある程度ないとできない仕組みだったので、販社側で流出したくない人材はジョブチャレンジを受けられる年次に達する前に異動させたりもしていた。逆にそこまで有用でない人が希望の部署に行けたり、精神を病んだといって長期休職していた人が海外で働かせてもらって本社の花形部署に行ったりとといったこともあり、一部の若手のモチベーションを大いに下げていた。

 

エリア営業本部、営業、在籍10〜15年、現職(回答時)、新卒入社、男性、資生堂、正社員

 

働きがい:
若手からベテランまである意味同じような仕事をします。地方でも主要都市でも同様なため地方廻りの若手社員は都会での仕事とギャップを感じることもあります。キャリアアップのルートが明確でなく一緒に働く上司の良し悪し、力の裁量でキャリアが決まったりすることもしばしばと感じます。

 

成長・キャリア開発:
社内チャレンジ制度や自己啓発のキャリアアップの機会は多くあります。むしろ多くの若手がチャレンジするため現場の営業が手薄になるほどです。自ら向上心を持っていれば色々なフィールドで働けるチャンスがあります。

 

オペレーター、製造、在籍3年未満、退社済み(2015年より前)、中途入社、男性、資生堂、正社員

 

働きがい:
残業はほぼありません。交代制なので引き継ぎが終われば、すぐに帰宅出来ます。但し夜勤もあるので慣れるまでには私の場合半年間位掛かりました。満足に寝れずそのまま出社する事もたびたびありました。ですがミスをすることなく当日生産数をクリアした時は大変嬉しかったです

 

成長・キャリア開発:
指導者と一緒に研修を自分が納得出来るまで教えて頂けるので、直ぐに一人で現場に入ることはありません。化粧品はとても人気でブランド力もあり売れ筋ですが、シャンプーなどは花王さんのほうが知名度があり伸び悩みました。

 

退職理由

 

研究職、在籍3年未満、現職(回答時)、新卒入社、女性、資生堂、正社員

 

もともと新卒時の就活で他の業界も検討していたため、そちらに転職するか迷っているため。どの企業もそうだと思うが、自分の今後のキャリアが描けていない場合、会社が見てくれた適正に従い異動していくことになる。私は現状この会社でこういうキャリアを描きたいというものが描けていないため、このまま流されてキャリアを構築していくのでいいのか、それともまた別の場所に挑戦するか検討しているところである。会社としてはいい人が多く働きやすいとは感じる。

 

販売、在籍10〜15年、退社済み(2020年より前)、中途入社、女性、資生堂、正社員

 

土日はほとんど出勤、育児時間も終わってしまいライフワークバランスを取るのが難しくなってしまったため。子供がいなく独身でしたら続けていたの とおもいます。ただ人間関係は女性の世界のためとても大変です。なかなか和気あいあいやっている店は少ないのではないでしょうか。なにかしら問題ある人がいる店舗は人の出入りも激しいです。地方は入れ替わりが少なく風通しは悪いとききました。

 

生産技術、在籍5〜10年、現職(回答時)、新卒入社、男性、資生堂、正社員

 

会社全体での意思決定の遅さ、小回りが効かないところにだんだんストレスを溜めるようになりました。大企業で従業員数が多く、縦組織であるため、若い人はあまり権限が持てず、納得のいかない仕事も嫌々やらされることが多いです。あと、部署間でも従業員同士でも壁が多くて、ほとんどの人が他人任せで仕事の押し付け合いが始まる。能動的に仕事を頑張る人ほど虚しくなってきます。

 
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