日本にある全てのブラック企業の根絶を目指して

京セラ梶uワークライフバランス・キャリア・退職理由を暴露」

 

ワークライフバランス

 

事務、在籍3〜5年、現職(回答時)、新卒入社、女性、京セラ、正社員

 

自由参加という名の強制参加の行事がいくつかある。
有給は、年に3日間、全社員一斉取得日として会社で定められ、消化される。これはゴールデンウィーク、お盆、年末年始のところで。
あと5日間連続で1年間に1度と、連続でもいいし単発でもいいしでとれる多目的休暇ぎ年に5日間、6年目、11年目、16年目といった満5年、10年、15年、、の人にはプラスで3日間のリフレッシュ休暇が与えられる。

 

しかし部署によってはすべてを消化できないところもある。これら以外で有給を使おうと思えば、理由が必要。また1時間単位で3時間までとれる時間休もある。

 

機械工具、研究開発、在籍10〜15年、現職(回答時)、新卒入社、男性、京セラ、正社員

 

自分の裁量で残業するかどうかを決めれるため、ワークライフバランスは整えやすいと思う。
しかし、繁忙期となると、残業せざるを得ない状況になるため、止むを得ずやるしかない。休日に関しても、同様で出勤するか否かは自分の裁量で決めることができる。

 

社員間の人間関係を大事にする社風のため休日にイベント、行事ごとがあり、強制参加の雰囲気があったが、近年はそういう行事ごとにも参加するか否かは自分で判断することができる

 

技術職、在籍5〜10年、現職(回答時)、新卒入社、男性、京セラ、正社員

 

忙しい製造部門は休日出勤ありきで予定を組まれることが多く、週6日出勤が当たり前の部門もある。最小限の人数で厳しい予定を達成する必要があるため、急用での休みが取りづらいように見えた。早めに申請しておけば良いとされるが、何もかもが全て計画通りに行く前提という考え方では息苦しいように感じる。

 

事業採算の悪い部門は残業時間を削らされ、ある意味ではワーク・ライフ・バランスが取れているといえなくもないが、それでも成果は要求される。リストラしないことを明言しているが経営状況の悪い部門からの人員の放出に伴う異動は多く、どこでどのような雇用形態で働くことになるかが不透明であるところは不安に感じうる要素かもしれない。

 

一定以上の責任者クラスになると裁量労働制扱いになり毎日遅くまで仕事をすることが当たり前になる。

 

キャリア

 

保全業務、メンバー、在籍10〜15年、現職(回答時)、新卒入社、女性、京セラ、正社員

 

働きがい:
女性も現場で働けると思った一方で本当の「女性の働きやすさ」とは何なのかと思うようにもなった。必要な資格については会社からも経費が出るし、特に工場では組織として動きかたや他部署の業務範囲も知ることができるなど、自分自身の好奇心次第では多岐に渡って色々なことを身につけることができる。また、アメーバ経営なので、経理でなくても経費担当者になると経費をまとめながら採算や経営数値に触れることができるため、(特に女性)とても勉強になる。

 

成長・キャリア開発:
ベースを築くには良いと思う。更なるステップアップを目指す場合は、所属部署によっては他社情報を取り入れるなど、考えた方が良い。

 

製造技術、在籍3年未満、現職(回答時)、新卒入社、男性、京セラ、正社員

 

働きがい:
所属している部署は、発展途上の分野であるため、改善すべき要因が多くあり、裁量の大きい仕事である。人事評価については、大学院卒であれば、年功序列に昇格していくが、それに甘んじて能力が低い人材も少なからず存在する。

 

成長・キャリア開発:
現在入社3年目にして、1つの工程を1人で担当しているため、非常に裁量の大きい役割を担っている。基本的には、会社方針に従っているが、私の部署では若手でも意見が通りやすい環境にあるため、主体的に行動できる人材であれば、今後大きく成長できる。

 

技術、技術職、メンバー、在籍5〜10年、現職(回答時)、新卒入社、男性、京セラ、正社員

 

働きがい:
バリバリ働きたい人にとっては合う会社であると思う。ただし、やりたい仕事をやらせてもらえるとは限らないので、与えられた仕事で楽しさ、魅力を見つけていくことが重要である。

 

成長・キャリア開発:
頑張る人にとっては成長できると思われる。何かに挑戦しようと手を上げれば、やらせてもらえる風土は醸成しつつあると感じる。また、非常にスピード感を持って仕事を行わなければならないため、真面目に仕事をしていれば、自ずと成長できるのではと思う。

 

退職理由

 

保全業務、メンバー、在籍10〜15年、現職(回答時)、新卒入社、女性、京セラ、正社員

 

業務を続けて行った時に女性としてのターニングポイント(結婚や出産)を経ても今の職場や会社で働き続けたいかと考えた時に続けられないと思った。また、工場などの製造現場は男性が多いため、男性の感覚で評価や業務の割り振りがくる。

 

そのため、男性の責任者へ相談しても「大丈夫でしょ」と軽く流されて真剣に取り合ってもらえなかったり、ギリギリの状態でも状況が変わるのに大きく時間がかかったため、今後の社会のスピードにもついていけるのかという不安があった。

 

創業者が偉大であるため、それに甘えてしまっている人が責任者になっていたりしているのを目の当たりにして、将来性についても不安になった。

 

研究、在籍3年未満、退社済み(2020年より前)、新卒入社、男性、京セラ、正社員

 

研究開発に配属された。しかし新規分野のため技術やノウハウがなく手探り状態で実績が残せない環境であった。課全体で問題解決する意識も薄く、アウトプットもなく給与をもらい定年まで逃げ切りたい50代と仕事をする環境に嫌気がさした。

 

上司との面談で配置換えを申し出たが拒否されたので転職を希望した。また会社全体でルール遵守の意識が強く、手段の目的化が横行している環境が自分には合わなかった。

 

年功序列や大企業ならではの決断が遅いところがある。それなりに安定した生活が送れるが自分の人生に誇りが持てないと思ったのが最大の転職理由。

 

非生産部門、在籍10〜15年、現職(回答時)、新卒入社、男性、京セラ、正社員

 

アメーバ経営には、メリットおよびデメリットの両方があるが、近年の世界情勢には即していないと考える。京セラは、優れた技術を複数有するものの、アメーバ経営によって、事業部間同士の連携が阻害され、そのスケールメリットを生かしきれていない。

 

また、結局は受注主義であり、短期間での結果を求めるあまり、長期的な視野に立った技術開発を不得意としており、セラミックスのノウハウ保持で維持できてきた地位が今後も伸びていくとは考えにくい。

 
page top