日本にある全てのブラック企業の根絶を目指して

丸紅梶u社風・雰囲気・価値観を暴露」

 

社風・雰囲気・価値観

 

金属資源部門、管理、部長代理、在籍20年以上、退社済み(2020年より前)、新卒入社、男性、丸紅、正社員

 

管理部門と営業部門により構成されている。管理部門に権力が過度に集中することなく、営業部門の方針、運営が尊重され管理部門が統制、ガバナンスにより適正に牽制し瑕疵は監査等によりチェックされ社長、取締役会に報告される。社長、取締役会は株主総会により評価、見直しされている。本人は部門内の間接管理部門に所属したが管理部門と営業現場の仲立ち業務を担った。大規模会社にあってこの体制は機能していたと考える。企業文化は総合商社であり多様性に富むが硬直的な部分もあるが一般的な企業組織に比較すれば問題は小さいと思料される。

 

営業本部、商社、部長、在籍20年以上、退社済み(2020年より前)、中途入社、男性、丸紅、正社員

 

良くも悪くも老舗の中小企業といった文化。管理部門、営業部門、国内外の支店等の組織は一応整っているが社内縁故主義と安定志向が蔓延り、大胆な発想ややる気のある現場のアイデアは最終段階で先送りされる。上意下達が末端まで行き渡り、進言や意見は黙殺又は人事で不本意な結果に。
当然、社長以下役員クラスは全て社長の子分かお友達であり、業績や会社貢献に関係ない人事が横行している。

 

一方で経営コンサルタントを起用した実現性の疑わしい流行りの経営手法を取り入れることには熱心で、いつ実現するかもわからない遠い将来の改革に経営資源を投入するため、目先のビジネス開拓が疎かになりがち。若手、中堅の離職率が異常に高いのも特徴的といえる。

 

総合職、在籍3〜5年、退社済み(2020年より前)、新卒入社、男性、丸紅、正社員

 

総合商社の中でもマイルドな雰囲気とよく言われる。クセの強い人が少なく、人当たりの良い人が多い傾向で、人間関係でのストレスは少ないように思う。
なお、商社特有の縦割組織の色は濃く、部門ごとに働き方から人のカラーまで結構異なる。社内部門が強く、リスクに対して敏感な姿勢が強い。社内部門に突かれるがゆえに、本来リスクをマネージしながら物事を前に進めるべき営業部のマネジメント層も少々内向きな傾向にあるように感じる。

 

総合職、在籍5〜10年、現職(回答時)、中途入社、男性、丸紅、正社員

 

若手が成長していくような土台や社風がある。ただ、上司とうまくやっていかないと、いくら本人が業績を上げても給与面では評価されない。なので、年齢に合わせて順調に昇給していくというわけではなく、上司に評価された人の給与が上がっていくシステムである。なので配属部署や課によって、昇給機会は異なる印象。研修や人材育成については非常に積極的で、時間が許せば様々な講習を会社負担で受講することが可能。ただし、業務に必要とは思えない講習も多々あるが、部署の方針で受講させられる場合も多々ある。

 

商社なので語学系の講座は豊富。TOEICの基準が設けられており、部署ごとに決められた目標を突破する必要がある。福利厚生は充実していると思うが、社員寮などは年齢制限がある。有給は取得しにくい。さらに通常業務に支障がないようにと、ゴールデンウィークが出張になることが多く、休暇は少ない。一方、育児休暇や介護休暇などは融通が利く。

 

よくライフプランと転勤が社会問題になっているが、ここも例外ではない。結婚適齢期の時期を丸々海外で過ごし、帰国せずに横移動で別の国に転勤になることも多々あり。なので日本に10年以上もどれず、家族とも疎遠になってしまっている勤務者もいる。また、海外赴任が多いことにより共働き夫婦が関係を保つことは難しい。あと酒を飲む機会やすすめられることが多く、半強制的な飲み会が多い点はマイナス。

 

営業本部、在籍20年以上、退社済み(2020年より前)、新卒入社、男性、丸紅、正社員

 

変革には経営層(社長)のリーダーシップが不可欠だが、それが無くトップダウンの経営がなされていない。新制度や戦略を打ち出しても社員を方向付けできる人事設計になっておらず(人事が設計をしても運用は各部門任せで機能しない)、また忖度文化が浸透してしまった。変革や挑戦という言葉には程遠い組織となってしまった。2019年度からの新社長に期待したい。

 

社内政治や直近の決算が評価される。真理を追求して基本設計を構築するよりも、表層的で浅はかな考えでもプレゼン能力が高い方が評価される傾向にある。また数年管理部門が強くなって来ており攻めの経営とのバランスが取れていない。
グループCEOを設置して一定の投資権限を付与しているが、制度上見た目ほど簡単には行使できないようであり、意義がない。

 

営業、在籍10〜15年、退社済み(2020年より前)、新卒入社、男性、丸紅、正社員

 

失敗を許さない雰囲気がある。部下の手柄は自分の手柄、部下の失敗は部下の失敗という雰囲気。ただ、どの日本の大企業も同じだと思うので、大企業経験者からすると、あまり違和感はないと思う。少なくとも、プライベートで付き合う分には、人はものすごくいいので、その点はプラス。ただ、人がいい分、仕事でのガツガツさに欠ける印象があり、その部分が5大商社で不動の5番手になっている理由かなと思う。一方で、他商社に対して規模が若干小さいので、若いうちから、本気を出せば仕事を任せてくれる傾向はあるので、その点はいいかなと思います。

 

化学、営業、在籍10〜15年、現職(回答時)、新卒入社、男性、丸紅、正社員

 

化学品でいうと輸出ビジネスが多い。日本側の役割は商権の確保と商流を守る事。海外のビジネスが上手くいくかは、現地スタッフにかかっている。ただし、現地スタッフにあまり期待できないのが現状。実際丸紅の海外支店でなく、ローカルの商社を起用するケースが増えており、利益漏洩の形になっている。日本本社では、海外支店が利益を出した場合も、日本本社での評価対象とするようにルールを改正したが、海外支店スタッフの質の問題があり、改善は難しい。また日本本社は英語以外の対応が難しく、結局ローカルでは現状現地スタッフ頼みになっている。状況打破の為には、英語+第二ヶ国語の習得が必須。中国語、スペイン語、ロシア語が必要な時代になった。指導者がこれに気がついておらず、勝機を逃している

 

海外電力事業本部、在籍5〜10年、現職(回答時)、新卒入社、男性、丸紅、正社員

 

会社全体としてはその他、財閥系よりも居る人間が良い意味ではバランスが取れている、悪い意味では個人の色がないと感じる。あまりとがって俺はこうしたい、周囲が反対しようと押しきってやるというような気概がある人間が多くいる社風というよりは、みんなで考えていきましょう。長い物には巻かれるたちの人間が多いように思える。海外電力事業本部で見ると、非常に古き日本官僚体制組織の色が濃い。丸紅と言えば電力事業が強いと言われるが、繁栄を誇った時代の軍隊方式の命令系統の人間が多い。これは若手ではあまり見られないが、40代以降は未だにその色を強く残している。

 

管理、在籍15〜20年、現職(回答時)、中途入社、男性、丸紅、正社員

 

環境のいい働きやすい会社。上司は話しやすく、何でも相談にのってくれる。プライベートと仕事を完全に分けて接することができるので、ストレスは少なく仕事ができる環境。
上司がいったことが絶対ではない。間違っている、それを訂正したいのであれば、説得できる内容で話しをもっていけば必ず理解してもらえる環境である。毎年の人事異動があるたびに人が変わることが多く感じる。そのときには、また一から新しい部員・課員に業務を教えたりしなくてはならないのが難点。ただ、教えることも自分の成長につながること。また、社内異動申請については、入社してすぐはかないにくい。また中途採用の場合は、ほぼ無理だと思っていたほうがいい気がする。

 

生活産業、総合職、営業、在籍5〜10年、退社済み(2020年より前)、新卒入社、女性、丸紅、正社員

 

良くも悪くも日本の大企業。従来のいわゆる商社機能だけでは今後生き残りが難しいと考え、新たな事業部を設けて、外部から人を呼び戻してまで、新規案件に取り組もうとしている。こういった新しいことに挑戦しようとする姿勢は良いが、そもそも所属する社員が、ベンチャーなどに行く勇気がなく、安定と高給を求める保守的な人間が多く、矛盾がある。ただここに大企業ならではの良さがあり、社員にそれほど変な人が混ざらないので、人材レベル、人間関係等は高い水準と感じた。

 

営業、在籍5〜10年、現職(回答時)、新卒入社、女性、丸紅、正社員

 

旧態依然とした昔ながらの商社。時代の変化の中で、社内文化の変化が依然として行われていない。若手社員と年配社員の意識のジェネレーションギャップが大きく、年配社員が昔ながらの文化の押し付けをすることが若手社員のモチベーションを削いでいる。昔ながらの1つの型にはまった社員の育成を良しとするため、多様性に富んだ社員を採用することを心掛けているものの、その効果は皆無である。上司は何を言っても許されるという社風のため、個人個人に対するリスペクトを欠く文化と言える。

 
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