日本にある全てのブラック企業の根絶を目指して

花王梶u社風・雰囲気・価値観を暴露」

 

社風・雰囲気・価値観

 

会計財務、在籍5〜10年、現職(回答時)、新卒入社、男性、花王、正社員

 

良くも悪くも典型的な大企業。扱う規模はかなり大きいが、仕事は細分化されており、自分の仕事がどうPLに反映しているかはかなりわかりにくい。経理という職種だからかもしれないが。意思決定は早いとは言えない。

 

トップの決断が現場のオペレーションへと浸透するまで相当時間がかかる。また、生産部門と事業部門の連携がうまく取れてるとは思えず、いつも事業部門の無茶な計画に現場が振り回されている印象。受給を予測して、生産計画に落とし込むのはいいが、もうすこし生産現場の事情を汲めないのだろうかとはよく思う。

 

管理、在籍10〜15年、現職(回答時)、新卒入社、男性、花王、正社員

 

とにかく真面目。一人ひとりが少しでも改善できることがないかを模索しながら、仕事に取り組むことが浸透している。石橋を叩いて叩いて叩いて渡るため、結論は安定するものの、過剰なファクトの収集、資料の作成、多段階の打ち合わせが必要であり、スピード感に欠けるとともに過重労働を生んでいる。柔軟な働き方への取り組み、理解が遅れている。独身、子ナシ、専業主婦を配偶者に持つ男性をベースとした昭和的な働き方を求められる。フレックスタイムが入っているものの8時半から17時にオフィスで働くことが求められる。

 

社員の生活、健康よりも仕事を優先する文化が根強い。研究、子持ちのママ、戦力と見られていない社員以外は、ゆとりはない。ロジカルな考え方がてきない社員は戦力とは見なされず、上から馬鹿にされていたり、傍流の仕事に回されている感じを受ける。ただ、解雇、降格、関係会社に転籍になることもないようなので、戦力と見なされず負荷の少ない定型の仕事しか与えられない社員は、ある意味で勝ち組だと見られている。

 

常にボトムアップの提案を求められる。一方で社内の適切な情報が降りてこない、拾えないことが多く、最後の最後でひっくり返されることがよくある。効率的に仕事をすることは難しい。

 

正社員、在籍5〜10年、現職(回答時)、新卒入社、男性、花王、正社員

 

全体的に穏やかな雰囲気かと思います。学閥などもなく、非体育会的な人が多く長く勤めるにはよい会社ではないかと思います。堅実で安定しているが故に、リスクをとってまで何かをするといった雰囲気はないため刺激的とはいえない点が一部の社員には物足りなく感じているようである。若いうちから重要な仕事を任されることが多く、成長の機会は豊富にあると感じる。また、個人の意見も十分に尊重されるためあらゆる場面で仕事は進めやすいと思います。一方で決定権に曖昧なところがあり、誰が決めるのかはっきりしないことが多々あり業務のスピードを削いでいると感じられる。

 

マーケティング、在籍5〜10年、退社済み(2020年より前)、新卒入社、男性、花王、正社員

 

後藤元社長が各媒体で答えているように、1人の天才に頼るのではなく、集合知を重んじる。そのため、リーダーシップをとり先陣に立って皆を率いていく勢いはあまり感じられない。また企業方針にあるように、「正道を歩む」、「よきものづくり」、「絶えざる革新」を業務の様々な場面で感じることができ、現場の隅々までこの理念が浸透している点で、統率力のある組織体である。

 

技術職、在籍5〜10年、現職(回答時)、新卒入社、男性、花王、正社員

 

よく言えば昔ながらの大企業。悪く言えばどれだけ頑張ろうが、手を抜こうがある程度のところまでは勝手に上がっていく。年功序列であるため、若い人は上に上がりづらい。歳だけ重ねて、あまり仕事ができない人でもリストラがないため過ごしていける。上の人に意見は言いやすいとは思う。また、近年は順法意識も高くなり、特に労働基準法については電通の事件があったあたりから力を入れて取り組んでいる。

 

開発、在籍5〜10年、現職(回答時)、新卒入社、男性、花王、正社員

 

ボトムアップによるの活動は求められているものの、仕組みとしてはあまり機能していない。一方でトップダウンは強力であり、トップの要望に全力で答えようとする傾向は強い。その要望にうまく応じることが何より重要とされ、やや硬直的な文化はある。ただし、部門や地区によって文化は大きく異なっており、本社は官僚的な雰囲気が強いが、地方事業場はのんびりとしてフラットな雰囲気である。

 

管理部門、在籍5〜10年、退社済み(2015年より前)、新卒入社、男性、花王、正社員

 

グローバル展開を打ち出しているが、全く反対の日本村社会カルチャー。全体主義。枠をはみ出るタイプの人間は嫌われる。ロジカルや専門性よりも、入社年次がどうとか、誰と誰が同期であるとか、彼とはX年目研修で一緒だった、などの社内の繋がりが仕事においても大切。同様に空気を読む力や忖度する力も大切。普通この場面ではこう行動すべき、という暗黙の了解をいかに読めるかが重要。つまりはCSRレポートなどに書かれているダイバーシティについて多様な価値観を認めるという意味で捉えるならば、それは基本的にないと思ったほうが良い。特に管理部門は保守的なカルチャーで、平均年齢も高いため、考え方も古臭い人間が多い。

 

管理、在籍3〜5年、現職(回答時)、新卒入社、男性、花王、正社員

 

極めてリスクを取ることに慎重な風潮があり、物事の決定に異様なまでの時間と労力を要する。部署間は縦割りの傾向が強く、横断的な案件になってくればくるほど、事前調整(会議のための会議)に投資する必要がある。また、良くも悪くも大黒柱の衣料用洗剤でここまで成長してきた会社であるため、当商品を扱うマーケティング、研究開発部門の社内におけるポジションが相対的に高い。

 

研究開発、在籍5〜10年、現職(回答時)、新卒入社、男性、花王、正社員

 

人の生活を豊かにすることを目的に技術から提案する新しい商品の開発を目指している。部署、部門によってカラーがすごく違う。モチベーション、理想を高く持って仕事に臨んでいる人もいれば、そうでもない人たちもいる。自分のやる気次第で他部署と関わって新しい価値を提案することができる。アンダーグラウンドでも新しい取り組みなどやろうと思ったらいくらでもできるので、それを楽しいと思える人にとっては働きがいのある環境だと思う。上司に対しても意見を言うことが可能であり、自分から提案できる人が求められている。典型的な日本の企業ではあるのである程度年功序列はある。

 

マーケティング、在籍3年未満、現職(回答時)、新卒入社、男性、花王、正社員

 

組織体制は非常に縦割りで部門の数も多いため、サポート体制そのものは強力なものの普段から共に仕事していないと、どの部門がなんの役割なのか分かりにくく、タスクがカニバっていることもよくある。企業文化は『真面目』だと思うものの全体的に受動的。プロパー社員が多く、とかくマーケティング職はエリート気質が高く、失敗や間違いに非常に敏感。故に何かにチャレンジしていこうとする雰囲気がほとんどない。保守的。

 

マーケティング部門、在籍20年以上、現職(回答時)、新卒入社、女性、花王、正社員

 

どこの会社もある程度同じかもしれませんが、YESマンで体が丈夫な人が出世する。いい人が多く、全般的には、チームワークが尊重される社風。部署によっては働きやすく自由闊達な文化のある会社といえると思うが、キツイ部署では、キツイ環境で働くことを余儀なくされる。大企業病の面もあり、部署間の業務のキツさに格差が激しい。

 

女性は働きやすい制度が充実しており、ほとんどの人が1年以上の育休を取得しており、また配偶者の海外転勤の場合は2年間休職して一緒に赴任が可能で、気兼ねなく制度を使いやすいと思う。

 

マーケティング・企画、在籍5〜10年、退社済み(2020年より前)、新卒入社、女性、花王、正社員

 

ブランド単位で事業部(マーケティング)を中心に関連部署が組織されています。ブランド単位で動き、意思決定が行われるので、大企業ながらも自分でビジネスを回している実感を持てる環境です。また、社員もみなさん実直・真面目そのもので、性善説に基づいて仕事が進むので働きやすい風土です。歴史が古い会社の割に、風通しも良くリベラルな企業風土だと思います。

 
page top