日本にある全てのブラック企業の根絶を目指して

且草カ堂「社風・雰囲気・価値観を暴露」

 

社風・雰囲気・価値観

 

企画、在籍10〜15年、退社済み(2020年より前)、新卒入社、男性、資生堂、正社員

 

・カルチャー
社員全般が優しい人の集まりで、配慮できる人が多い。一方で、日本的な人間関係を尊重するコミュニケーションが多いため、マネジメントが部下に対してフィードバックしていく文化は皆無に等しい。ゆえに、プロパー組と外資からの中途転職してきたマネージャー組との間で、部下育成のスキルギャップはとても大きい。

 

また、最近は戦略的に撤退判断ができるようになり、事業効率化は進められている。しかし、ブランドや事業の新規立ち上げについては、ローンチまでの検討期間が長く、一方でローンチ後の育成が不得手。経営層にスタートアップ出身者がいないのもあり、リーンに回していける経営判断はできていない。

 

・組織体制
戦略に基づいたシンプルな組織体制ではない。そのときのトップマネジメントがマネジメントしやすい体制で、高頻度で部署の編成が繰り返される。組織体制づくりを専門に行う部署やプロジェクトがあるくらい、社としての大きな関心事である。

 

また、社員数が非常に多いゆえに、社内連絡を添削する部門があるくらい官僚化された組織である。ゆえに内向きの仕事でほとんどのパワーを使ってしまう。社内提案のための膨大な調査、資料作成に忙殺されており、個人タスクは細分化されている。

 

営業、在籍5〜10年、退社済み(2020年より前)、新卒入社、男性、資生堂、正社員

 

ぶら下がりたいと考えている人間にはとてもよい会社かも知れない。どこの会社でも一緒かも知れないが、仕事をしない人にも座る場所がある。一部の優秀な人間で回っている会社だったと思う。異動がない地域社員は特に新しいことをやろう、自分が貢献しようという意識が弱い人が多い。権利を主張して義務を果たさない連中。

 

そういった人間は排除されるべきだと思うが、居続けることができる。ひとつの商品を世に出して、お客さまの手元に届くまでにたくさんの人が関わり、また費用がかかる商売の構造にも関わらず、そういった人たちが利益圧迫の根元になっていると感じた。

 

管理、在籍5〜10年、退社済み(2020年より前)、新卒入社、男性、資生堂、正社員

 

保守的な内資企業ではあるが、魚谷さんが社長になってからは大きく変わりつある。元々営業でしっかり数字を取る。最後は押し込んでも売上にし、それが大量の在庫となる問題を抱えていたが、それは改善されつつあった。一方で、これまでの典型的な内資系企業の動きの重さなどを変革しようとしている。ただ、その変化の方向が場当たり的で、また中途採用者との距離感や文化の違いがあり、元々のプロパー社員の中には良い面だけが損なわれたと嘆く人も多い。

 

一般層、在籍5〜10年、退社済み(2020年より前)、新卒入社、男性、資生堂、正社員

 

縦割りでトップダウンの組織です。本社→支社→現場、という順番で上から方針やルールが下りてきます。これを遵守することが求められます。
非常に堅い雰囲気であり、石橋をたたいて渡らないという事も多々あります。社員同士は所属の部門などによりますが、私の所属個所ではプライベートでの接触は全くなく仕事の時間でしかかかわりがありません。そのため、仲が悪いわけではないですが一定距離はあるという感じです。私は公私混同は嫌いなのでちょうどよく、この点においてはいいと思っています。

 

本社技術系、在籍15〜20年、退社済み(2020年より前)、新卒入社、男性、資生堂、正社員

 

140年を越える歴史がある。日本の化粧品文化を支え創出してきたビックメーカー。常に新奇的な文化の創出をしてきた半面過去の栄光に膠着している部分もある。現在、社始まって以来初めての外部からの社長を迎え変革を試みている。社内M&Aを行っているとの声も多く、かつての漢字資生堂の色が薄くなり横文字SHISEIDOとなってしまった感が否めない。

 

総合職、在籍10〜15年、現職(回答時)、新卒入社、女性、資生堂、正社員

 

グローバル化、社員の若返りが進み、あちらこちらで不満が起こっている。真面目に業務に取り組んだとしても、明確な評価設定がわからず、チームワークも部署によるがばらばらだと感じる。グローバル化が進むにつれ、企業文化は浸透しづらくなり、これまでの伝統や社風は受け継がれにくい状況だと思う。年収も他社に比べると低いので、なにをもってこの会社で働くのかがわかりにくく、他社との差別化を図ることが難しくなっていると感じる。英語ができる人にとってはチャンスも多く、早々にキャリアアップできる。英語ができるだけで、本来の能力や人格はあまりキャリアアップに重要ではないと感じる。

 

企画、在籍5〜10年、現職(回答時)、中途入社、女性、資生堂、正社員

 

全社的に、お客様の人生を美しくすることを提供することについてのモチベーションは高く、美的なものへの感度が高い社員が多い。一方で、美的なものへのこだわり、歴史ある会社としてのプライドがあり、合理的な判断や効率追求に否定的なところがあるため、旧態依然とした日本企業という風土も残っている。現在の社長が就任してから急激に合理的な経営判断が導入され始め、中途社員も増えていることから、プロパーと中途社員の待遇面でのギャップにモチベーションが下がっている場面、中途採用の中でも時期により、待遇が大きく異なるため、様々な採用経緯からのギャップが軋轢を生んでいる状況もある。

 

マーケティング、在籍3〜5年、現職(回答時)、中途入社、女性、資生堂、正社員

 

とでも日本的です。新卒から色々な部署を経験してきた人が重要なポジションにつくという風習があり、スペシャリストではなくジェネラリストが多いです。年功序列であり、縦割り社会であり、社内政治も活発なので、会社というよりも1つの社会というイメージです。社員も、新卒から入って当然定年までいると考えている人が多く、お互いに切磋琢磨して成長しようというよりも、家族意識みたいなものがあってよく言えばみんないい人で家族のように思いやるし、失敗しても次のチャンスが当たり前のようにもらえたりしますが、悪く言えばなあなあで、実力のない人が重要なポジションについていたり、機能していないのにいつまでも同じ組織同じ戦略でやっていたりします。

 

マーケティング、在籍15〜20年、退社済み(2010年より前)、新卒入社、女性、資生堂、正社員

 

女性にとって非常に働きやすい会社です。責任も与えてくれ、管理職としてチームをマネジメントしている女性も多数います。学閥学歴よりも現場での実力、コミュニケーション能力、行動力が重視されます。男性・女性・その他も同じ土俵で、オープン、フラットに仕事が出来る風通しの良い会社です。最近は社長も私が在籍していた時とは異なるので、より数字重視の傾向にあるようですが、新しいことにチャレンジしていこうとする気風もあるようです。

 

社内託児所や育児休暇、時短など様々な制度を他社に先駆けて導入し、女性の多様な生き方を支援してくれる体制が整っていると思います。美容部員から本社勤務になる場合も多く、宣伝部デザイナーや製品開発研究者などの院卒、海外大学MBA取得者、転職組、外国籍の社員、様々なバックグランドのとクリエイティブな仕事ができるのが魅力です。

 

販売、在籍5〜10年、退社済み(2015年より前)、新卒入社、女性、資生堂、正社員

 

化粧品会社では一番ネームバリューが強い。ブランドも多く、安定して人気である事。手頃なメーカーから最高級ラインまで。資生堂とつくと信頼が厚い。
大企業なので開発費の予算が使える為、新しい美容を作る事が出来る。またレストラン経営もしており、本社も一等地にあります。

 
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