日本にある全てのブラック企業の根絶を目指して

伊藤忠商事梶u社風・雰囲気・価値観を暴露」

 

社風・雰囲気・価値観

 

企画、商社、課長クラス、在籍20年以上、現職(回答時)、新卒入社、男性、伊藤忠商事、正社員

 

ここ数年TVのCMで社風や社是(一人の商人無数の使命、三方よしの精神など)を前面に出したものが多いが、社内の雰囲気を見ていてもCMにあまり偽りはないと思う。ほめすぎかもしれないが、10〜15年前と比べると、@経営陣の経営センス A社員への待遇、育成方針、B社員の意識、能力いずれをとっても格段に良くなったと言える。 三菱・三井・住友といった財閥系商社との「格差」を、意識の上では感じなくなりつつある。未だに強くカルチャーフィットを求める傾向が伊藤忠カラーに染まることを求められる。

 

営業、在籍3年未満、現職(回答時)、新卒入社、男性、伊藤忠商事、正社員

 

朝方勤務をはじめとして働き方改革を制度面から後押ししようという文化はとても強いように感じる。110運動という1次会を10時までにきりあゲルという取り組みもある程度徹底されており、政府にも注目されているのもうなずける。

 

一方でカンパニーによっては、いまだに昔ながらの慣習や文化が根付いているところもおおいようなのは事実である。また、会社全体的にケチであるとはいえるかもしれない。それによって、近年は最高益を更新し続けていることを考えると、一概に否定することはできないが、会社としてもう少し金払いがよくてもいいのではないかと思う。

 

とはいえ、社員の育成にかける研修費用は同業界他社と比較しても、大きいようで、内定者の時期から、オンライン英会話をはじめとしてPC検定、日商簿記検定など手厚いサポート体制が整っている。中国を注力地域として、中期経営計画で位置づけていることもあって、中国語研修の仕組みも整っており、企業内で中国を話せる人の数が1000を超えたというニュースがあったほどである。企業の文化としては、とにかく挑戦すること、失敗をしたとしても、それを取り戻し成功するまで努力し続けるという文化が合い、同期もあつくエネルギッシュな人が多い。

 

営業、在籍3〜5年、現職(回答時)、新卒入社、男性、伊藤忠商事、正社員

 

組織としては、最高益更新、朝方勤務、110運動等先進的な取り組みを行い、同業の中でも注目度は高い。長期で会社に定年までい続けゆっくり安定的に成長したいという価値観の人にとっては会社員の中では高所得、駐在制度の充実等含め、働きやすい会社であると言える。ただし日本の大企業特有の年功序列は依然として残っており、能力以上の給与を貰っている管理職も散見される。

 

またカンパニー、組織によっては古い慣習、価値観を持った40代以上の社員が多い場合もあり、上司への過度な根回し作業、書類作成、申請書の持ち回り等、成長を実感できない焦りを感じる若手は多いだろう。短期的な若い内からのスキルアップ、成長を求める方にオススメはできない。また、商社でよく言われる配属リスクを真剣に考えた上で就活を考えるべき。なにかを具体的にやりたいと思っている人は、全く興味のない配属の可能性があり、社内でのローテーションもほとんどないことを念頭に置くべきだろう。

 

人事部も一度内定時代に配属したあとは、各カンパニーの人事に任せきりで、ミスマッチの追求等は行わない等、人材の流動性はかなり低い。人生の価値観と今一度照らし合わせ考慮すべきと思う。

 

営業、在籍5〜10年、現職(回答時)、新卒入社、男性、伊藤忠商事、正社員

 

社外のイメージと社内の実態に大きなギャップはない。待遇面は非常に良い。大企業であり、大企業特有の動きにくさもあるが、大企業化した場合、避けられないものと思われる。常に新しいチャレンジがあり、成長できるとともに、仕事に飽きるということはない。

 

他の商社と比較し、自由闊達である点、盤石な基盤を持っておらず、常に走り続ける必要がある点が異なる印象。退職後も活躍している人が多い印象。

 

休暇やプライベートとの両立は、通常の部署であれば困難ではなく、また、周囲のサポートを得ることもできる。社外に対する信用力が大きく、ビジネスの面、またプライベート面でも、信用力の大きさを感じることが多い。

 

海外で働くチャンスは意外に多くない。メーカー等の方が、海外志向が強くなく、競争倍率が低いこと、また、海外に工場を持っている場合等、海外駐在せざるを得ないケースが多いため、海外で働くチャンスとしては、商社の方が少ないと思われる。

 

社会人としての基礎を十分に叩き込まれるので、新卒入社で入るべき会社の1社と思われる。入社すれば、そのフィールドの大きさ・可能性に驚くほか、どうしても合わなければ、転職をすることになるが、その際にも一定の信用力を持てるものと思われる。

 

コーポレート、在籍5〜10年、現職(回答時)、新卒入社、男性、伊藤忠商事、正社員

 

朝型勤務等の新規取り組みに対して積極的であること、やガンになった際の手厚いサポート等の手厚い福利厚生、処遇水準の高さ等の、会社としては非常に恵まれていると感じる。企業文化としては先進性を謳っているものの、縦割り文化が強いために斬新な発想は出づらい状況となっている。まずは与えられた業務を的確にこなし、周囲からの信頼を得ることができれば若い内(3年目)でも上司に対して新たな提案はできる環境であり、一般的なレベルと比較すれば風通しは良い方であると考える。

 

入社4年目までに海外へ語学研修として派遣され、だいたい10年目以内に2年間の海外実務研修に派遣されるケースが多い。そこで海外経験を積むことで新たな価値観を持つメンバーとの協業の仕方等を学ぶ。また、30代中盤で事業会社の経営に参画したりするケースもあり、実践の機会が豊富と感じる。グローバルに市場が展開しているがゆえに、幅広い視点で物事を見て、最新の情報を集めた上でベストな意思決定する訓練を積むことができる。

 

組織文化としては当然だが数字にかなり細かいこと、伊藤忠らしさってどこにあるんだと考え続けること、社員が家族のように仲が良いケースがあったりと、かなり濃い社風があると感じており、逆にそれが合わないと言って辞めていくキャリア入社の社員もいる。

 

営業、在籍3〜5年、現職(回答時)、新卒入社、男性、伊藤忠商事、正社員

 

世間の評価通りの野武士集団、個人商店の集まり。若手から多くの裁量権がある。ある程度、具体的にやりたい、創りたい商売が見えている人はやりがいも感じるし、やりやすい環境。ただ、具体的なイメージがない場合、圧倒的な仕事量があるので、中々気持ち的にしんどい部分がある。個人商店なのであまり横の連携はなく、個人で商売を作って行く風土。もちろん、場所によっては横のつながりのある部分もあるかもしれないが、周りの人を見ても基本なさそうな人が多い。自由な雰囲気の中で、リスクを全て自分で背負いながら切り拓いて生きたい人には満足する環境だと思う。

 

人によるところも大きいが、仕事での引き継ぎ作業、伝達も雑なことが多い。引き継ぎ資料がまとまってない。データベースがないなど。それゆえ、自力で全ての情報を客先に取りに行く必要がある。個人商店だけあって、一人一人に集積している知識量、ノウハウはかなりのものだと思う。これを横のつながり、共有を意識していけばデータとしてもすごいものになると思うし、新たな商売が創れると思う。ただ、そうした環境があまりなく、いつまでも個人商店の集まりの環境を続けている状況。ただ間違いなく裁量権の幅は圧倒的に大きいので、信念、やる気を保てれば、充実感はとても感じられる環境。

 

総合職、在籍5〜10年、退社済み(2015年より前)、新卒入社、女性、伊藤忠商事、正社員

 

真っ当な会社です。社会人としての基礎、経営・管理のイロハなど多くのことを学びました。若手時代をこのような大企業で経験を積めたことはその後の社会人人生でとても役に立っているといつも感じています。また、規模が大きく人材面でも金銭面でも余裕があるので、新人をイチからじっくり時間とお金をかけて育ててくれます。社員も仕事ができて、人柄としても尊敬できる人が多く、魅力的な人に囲まれて仕事をしていたと思います。また、自分がいた部署はとても意見を言いやすい環境にあったと思います。逆に意見がないと何も考えていないとみなされるため、常に主体意識を持って自主的に動く姿勢を求められました。大企業なので決定に時間はかかりますが、やりたいことがある人を応援し、後押ししてくれる風土があります。

 

営業、在籍3年未満、現職(回答時)、新卒入社、女性、伊藤忠商事、正社員

 

企業文化:
体育会系というイメージを持たれがちだが、昨今はそうでもないように感じられる。部署にもよるが、時代の流れもありかつてほど上下関係や飲み会等も厳しくなくなっているという声をよく聞く。

 

組織体制:
新しいこと、イベント性のあることが好きで、さまざまな企画を打ち出している。それに賛同できるマインドを持つ人にとっては良い環境と言えるが、馬鹿らしい、無駄と感じてしまう人にとってはかなりフラストレーションが溜まる環境と言えるかもしれない。

 

管理部署、在籍5〜10年、現職(回答時)、新卒入社、女性、伊藤忠商事、正社員

 

現社長体制になってから指示と方向性が明確になり、会議の資料が減った良さもあるが、トップダウンが圧倒的に強くなった。社内人事制度についても、前社長の時に多様な働き方の提案、様々な方策で継続して働くことができる規則が制定されたにもかかわらず、現社長の方針とはそぐわない様ですぐに廃止。とにかく、数字を出す部署と人が偉く、そのためには全体を同じ方向にむかせるためにルールでがんじがらめにしてということを強く感じる。

 

社長交代と共に女性総合職の採用が圧倒的に減り、更には継続して働きつづけられるような多様性のある規則が無くなったため、結局退職している女性総合職が増えている。

 

各部署は、部署長により雰囲気が変わるため一概には言えないが、基本的に主張がある場合は主張をし続けた方が意志が通りやすく、ある程度は個人の意向も聞いた上で上長が判断してくれる。そういう意味では、風通しがいいのかもしれない。逆に言うと、それぞれの人がある程度主張をする文化のため、特段主張が無く優しい人は、その主張たちに負けて押されてしまう可能性もあるので、意思を強く持つことが大事。

 
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