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レバレジーズ「OB・OGキャリアインタビュー」

vol.4

レバレジーズ「OB・OGキャリアインタビュー」

 

営業で培ったスキルが人事の仕事をドライブする

 

―入社から人事部に異動するまでの経緯は
新卒で入社して2年半は医療系の事業部に所属し、3年目の夏に人事部へ異動して新卒採用の担当になりました。一度、2年目の夏に代表の岩槻から『人事部に来ないか』と声をかけていただいたのですが、人事の仕事に興味があったわけでもなく、まったくの想定外でした。

 

当時は支店の立ち上げに関わり始めて数カ月というタイミングで、このポジションでやれることをやりきっていなかったこともあり、お断りさせていただきました。もっとも、事業部での経験は人事部に異動しても役立っています。

 

―どういった経験が役立っているのか
例えば、相手に「何をGiveできるのか」というのは、そもそも相手が望んでいる本質的なニーズをつかまないとできません。その上でクライアント、関係者、弊社の三者にとって一番良い価値を生み出すため自分がどうあるべきかを考え、具体的な行動に移していく。

 

一人ひとりのその根本的な行動が、チームの成果になり、チームの成果が事業部の成果となり、事業部の成果が会社の成果に結びついていく。そのプロセスを肌で感じることができた経験です。単純な経験というよりは、コンサル職の仕事が自分の仕事観をひとつ創り上げたという感覚がありますね。

 

― 一度断った人事部への異動は自ら希望したのか
事業部で関わったプロジェクトが軌道にのり、育成した後輩が成果を出していく体制を作れたことで、ある程度任されたポジションではやり切ったかなという感覚があり、次のフィールドに行きたいなと思いました。

 

どのフィールドに行っても価値を出せるような人になりたいという目標を持っていましたし、もともとレバレジーズに入社した理由も、さまざまなフィールドにチャレンジできる場所だったからです。

 

レバレジーズ「OB・OGキャリアインタビュー」

 

―人事部へ配属となり最初はどのような仕事を任されたのか
新卒採用を担当するチームに加わりました。任されたというよりは、自分から仕事を見つけてとりにいくという感覚です。
もちろん、任されるものもあるのですが、当時は少ないリソースを最大限に使いながら採用活動をしていました。

 

採用目標のハードルを高く設定していたこともあり、任されていたことをやっていただけではチームは前進しないですし、自分のスキルアップにもつながらないので、面接や媒体のライティング、制作物の作成などできることは何でもやっていました。

 

―仕事の難しさは
新卒採用は年間を通してのプロジェクトのため、1クールやってみないと見えないことがたくさんあり、自分が目の前でやっていることが、どう成果に結びついているのかが見えづらかったため、配属当初は苦戦しました。

 

事業部では短期的な成果やその先にどう結びついていくのかが結構見えやすかったので、そこはギャップがありましたね。

 

―仕事のやりがいは
はじめは人事には興味がなかったものの、実際やってみると、面白くて奥深い職種だなと感じています。
採用した新卒社員が3年後、5年後、10年後に活躍してくれれば、数百億単位で成果を残していくでしょうし、社内の文化を醸成していくはずです。そのために先を見据えた採用をしなければいけないという難しさがある一方で、自分たちが採用した人材がそんな成果をあげてくれた時の喜びは大きいんだろうなと考えています。

 

また、これほど重要な役割を新卒3年目の段階から挑戦させてもらっていることにとても感謝しています。だからこそ、いま面接を受けに来てくれている学生に対して、ポテンシャルを見極め、伸びしろをしっかりと判断できるよう、自分の人間力や思考力という部分を鍛えていく必要があります。「ここまで鍛えれば良い」という終わりがあるものではないので、簡単にはいかないだろうなとは思っています。

 

レバレジーズ「OB・OGキャリアインタビュー」

 

―人事の仕事の知識を深めたり、スキルアップをしたりするために普段どのようなことをしていますか
難しいですね。人事関連の書籍や資料などで知識をインプットして、現場で実践していくのが普通のやり方なのかもしれないですが、いざ自分の仕事に落とし込んでいこうとするとうまくいかないことが結構あります。

 

私の周囲には人事関連だけの勉強をしている人事担当者は少なく、みんな網羅的に勉強していますね。私の場合は、最近だと人事にもよく応用される心理学はもちろん、プロジェクト管理、ブランディングや経営戦略など自分が興味のある分野の本を読んでいます。

 

―そうやって得たことは仕事に役立ちますか
まず面接やリクルーティングにおける会話のネタにはなりますね。結局、人と会うことが多い職種なので、共通項があると会話が弾みやすく、それが学生、クライアントに関わらず共通の話題にできる話のバラエティーが多ければ多いほど、関係性が築きやすく、その領域に対しての知識が深ければ深いほど、その関係性も深くなりやすいと思います。

 

―関係性を深めるというのは総じて、人間的な魅力を高めるためですか
自分の魅力を高めたいというよりは、私の場合は、「相手に貢献したい」という気持ちが強いです。

 

例えば、面接は評価をしなければいけませんが、学生からすれば30分や1時間という時間を割いて来てくれているわけなので、何か1つでも持ち帰ってもらいたいなと常々思っています。そのためにも自分自身がいろいろなことをインプットするようにしています。

 

―この先のキャリアパスをどう思い描いていますか
弊社の場合は人事に限らず、総合職や専門職であっても、固定化されたキャリアパスやレールがあるわけではないので、まずは「自分が何をやりたいか」が重要です。

 

人事からほかの部署に異動することも、人事でキャリアを積み重ねていくのも自由です。私は人事として携わる領域を広げながら、会社の経営戦略に基づいて、採用の戦略を立てていくような、より上流から採用に関われるようになりたいと考えています。

 

―今後の目標を教えてください
採用の上流から関われるようになると、いまやっている採用がもっと面白くなっていくと思っています。
いまの自分の能力やスキル、経験からまだまだできない領域も見えていて、求められているレベル感に達してしていないというのは十分理解しています。

 

まずはそこを高めていきつつ、いずれは採用以外の育成や海外展開を目指す際に人事の立場で携われるようにもなりたいというのが1つの考えとしてあります。
自分のできることが増えることによって、貢献できる範囲が広がっていくということを事業部で経験しているので、人事でも実現させたいですね。
―ありがとうございました。

 

大倉さんの「ある日の1日のスケジュール」

 

8:30 出社。(会社までドアtoドア30分圏内に住んでいます)
8:45 タスク・メールチェック
9:00 グッド&ニュー。全社員をシャッフルし、ランダムで4人1チームとなり最近あった良いことや、最新情報をシェアします。
9:30 人事朝会。全社戦略なども共有されます。
11:00 新卒候補者の採用面接。
12:00 他事業部のメンバーとヒカリエでランチ。雨の日に便利です。
14:00 社長の岩槻と採用計画についてMTG
16:00 チームメンバーとイベントの企画MTG
17:00 地方学生と電話にて面談
18:00 翌日のタスクチェック
20:00 日報作成、帰宅
21:00 同期とオフィス近くで夕食
23:00 就寝

 

レバレジーズ株式会社
人事部
大倉綾菜

 
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