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シンクスマイル「OB・OGキャリアインタビュー」

vol.3

シンクスマイル「OB・OGキャリアインタビュー」

 

新卒採用で社内意識を変革。2年目に全社の協力体制を確立

 

―入社の経緯は。
「取締役の五十嵐から人事部を立ち上げて欲しいと声をかけていただいたのがきっかけです。入社後の2カ月間は、営業部に配属され、現場の社員として成果を求められる営業を経験しました。

 

2カ月後の11月から人事部へ異動し、新卒採用を中心に任されることになったのですが、ちょうどその年の5月から弊社は新卒採用を開始したため、内定者フォローや翌年の採用のプランニングから仕事がスタートしました。

 

―人事部を立ち上げ、最初はどのようなアクションを起したのか。
当時、人事部は私ひとりしかおらず、新卒採用をやるにあたり社員の協力が不可欠でした。ただ、これまで新卒採用をやっていなかったため、社員が『新卒採用』がどういうものなのかをよくわかっていなかった。
そこで、会社にとって新卒採用とはこういうものだという理解を促すための研修をしたり、リクルーティングチームを発足して、社員みんなで人財を採用していくための土台づくりするところから始めました。

 

具体的には、内定者研修のプログラムを作るために業務の棚卸しをしたり、こういうものがあったら良いよねと、アイディアを出したりするプロジェクトチームを2つ立ち上げるなどして、少しずつ社員の巻き込みながら意識を変えていくことに注力しました。

 

シンクスマイル「OB・OGキャリアインタビュー」

 

―苦労した点は。
新卒採用のコンサルティングを経験していたので、それを自社で実践しようと始めたのですが、うまくいかないことの方が多かったです。

 

例えば、営業の仕事が入ると営業優先になるので、全員が集まらない。全員がいて成立するのにひとりが欠けてしまうと、次にその人が参加したときに話の内容についていけなくなるというようなことがありました。
『新卒採用って大事なんだよ』というのを肌感覚でわかってもらうのに、2〜3年はかかりましたね。外からのアプローチと同じ方法じゃだめなんだって学びました。

 

―どうのようにして、社員に理解が広まっていったのか。
1年目はプロジェクトチームを作って、新卒採用の大切さを研修を通じて伝えましたが、その後は、入社してきた新卒社員の成長を見て、周囲の社員が、『新卒ってこういう感じに成長するんだ』とか、『新卒の子たちは未来があってポテンシャルがある』というように、新卒社員の成長を通じて実感してもらえることが多かったです。

 

すぐに結果がでないため時間はかかりましたが、一度実感してもらえると協力が得やすくなりました。いまでは、「僕も(採用の)イベントに出たい」と申し出てたり、学生との面談を依頼すると「喜んでやります」と返事がすぐにもらえます。

 

営業の時間を割いてでも、人事の仕事に協力する体制が2年目には確立できました。私を招き入れてくれた五十嵐と社長の新子が新卒採用をやりたいと言って始めたこともあり、全面的に協力してくれたことも大きかったです。

 

―仕事のやりがいを教えてください。
入社してくれたメンバーの活躍が一番のやりがいになりますね。「あのときの言葉を覚えています」「成長につながりました」という一言をもらえることもあり、彼らの人生の、ある場面で私が存在できているのがとても嬉しく思えます。

 

人が好きでなければ、人事部はつとまらない
インタビューに答えるシンクスマイルの喜村さん

 

シンクスマイル「OB・OGキャリアインタビュー」

 

―いまの仕事内容は。
採用、教育・育成、制度設計(評価設計と運用)、労務。全般的にやっています。
給与計算は入りませんが、保険や労災の方は見ます。他社であれば分担するところをほぼ一人でやっているので、その分、皆さんには協力してもらっています。

 

大変だとは思わず、新卒採用以外のいろいろなことに携われることがむしろ楽しく、仕事にメリハリが生まれています。

 

―人事としてのスキルアップ、勉強はどのようにしているのか。
入社当時、新規営業がメインの会社でした。そのため、研修の指導法や知識以外に営業社員に必要な基礎知識やスキルを身につけるために、専門書や営業社員が対象のセミナーに参加しました。

 

自社の特徴、現場の感覚を意識して『シンクスマイルの人事』をつくろうというのは入社当初から心がけていましたね。いまも本やセミナーで勉強しますが、他業種の人事の方が集まるイベントや勉強会に参加して、そこで学ぶことが多いですね」

 

―人事の仕事を経験し、自分が一番成長した点は。
上司から教えてもらいながら成長するのが普通の会社では多いと思いますが、私は入社してきた新卒社員からいろいろなことを教わっています。
彼らが悩みを相談してくれるとき、その悩みに対してどのような言葉で伝えたら解決できるのか。それを考えているときが成長しているときです。

 

人の話を聞くというのがこの会社に入って一番身についた能力であり、言葉はすごく大事だなというのを実感しています。
彼らに対してどういう言葉をかけるかによって、成長スピードが変わってきます。『私がしっかりしないといけない』と自分を律するようになりました。まだまだですけど」

 

―今後の目標は。
私がより魅力的な人になって、常に輝いていたい。喜村が誰かの人生の中に存在するポジションになっていたくて、より多くの人に行動するキッカケを与えられるような、影響を与えられるようになりたいと思っています。

 

そのためにもっともっと自分が自分とむきあって、より人生を面白くしていかなければいけないなという使命感というか、想いはあります。この会社に入って、本当に人が好きなんだと思いました。人事部って人が好きじゃないと、無理じゃないかなと(笑)。

 

―ありがとうございました。

 

喜村さんのキャリアパス
2011年9月入社 営業部配属(営業目標をクリアして、はれて人事部へ)
2011年11月 人事部立ち上げ
2012年10月 人事部リーダーへ昇格
2013年5月 人事部マネージャー昇格
2014年5月 人事部シニアマネージャー昇格

 

喜村さんの「ある日の1日のスケジュール」
7:00 起床。朝シャワー派。一日の感謝で始まる
8:45 出社。電車の中では、NewsPicksなどで最新情報をチェック
9:00 メールチェック、本日のタスク整理をします
9:30 部署ごとの朝礼
10:00 2017年度新卒採用に向けてのイベント企画や学生対応
12:00 昼食。弊社メンバーや、社外の方と行くことも多いです!
13:00 新卒採用について、社外の方と打合せ
16:00 新入社員の教育研修の設計
18:30 終礼。翌日の予定とタスクのチェック
19:30 仕事終了。友人とご飯へ。お酒は大好きで。週6日は飲んでます!
24:00 就寝

 

株式会社シンクスマイル
人事部シニアマネージャー
喜村真妃

 
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