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ストライプインターナショナル「OB・OGキャリアインタビュー」

vol.2

ストライプインターナショナル「OB・OGキャリアインタビュー」

 

採用したスタッフの活躍に喜びを感じる

 

――小松さんに伺います。現在担当されている業務内容について教えてください。

 

私は今、人事担当になって約3年半で、新卒採用チームのリーダーをしています。主な業務は、新卒者を対象とした会社説明会や合同セミナー、選考会やインターンシップを希望する学生の受け入れ準備などです。
会社説明会には毎年約6000人の学生が参加し、その中から300〜400人を採用しています。

 

――人事の仕事の魅力をどんなところに感じますか?
人事のキャリア2回のストライプインターナショナル小松薫奈さん@学生から、数年前に自分が採用に関わったスタッフを指して「あの店舗のスタッフさんがすごく素敵で入社したいと思いました」と言ってもらえることがあります。人事担当は説明会から入社するまでの約1年間しか新卒者と関われないので、入社後は自分たちの手を離れていく淋しさがありました。でも、最近では採用して終わりではなく、こうして繋がっていけるんだなと実感しています。このような人の連鎖が人事の魅力だと感じています。
説明会で学生の質問に答えられなかった

 

――人事の仕事に就くまでの経緯を教えてください。
2011年に新卒として入社した時から人事の仕事に興味がありました。一緒に入社した同期メンバーを見ても前向きに頑張っている人ばかりで、こんなにたくさんの新卒者を採用するのに、一体どんな基準で社員を選んでいるんだろう、って。

 

ただ、当社は本部採用がなく、最初は全員が現場配属になるんです。私自身も、まずは現場で販売スタッフとして働き、店長を経験したいという思いがありました。

 

最初は関西の『earth music&ecology』に配属になり、その後、2012年1月に静岡の店舗で店長になりました。

 

ストライプインターナショナル「OB・OGキャリアインタビュー」

 

――人事に異動したのはいつですか?
2012年の8月です。当社はリクルーター制度を導入しており、販売スタッフの時から人事の仕事に関わらせていただきました。大手就職サイトが主催する合同セミナーで現場の先輩スタッフとして学生たちにさまざまな体験談を話したり、内定者のフォローをしたり。この経験から人事を目指したいという思いが強くなり、人事に異動するための試験を受けました。

 

――どんな試験だったのでしょうか?
一次試験は書類選考で、「人事でどのようなことをしたいか」や「今の人事部の問題点を考えてください」といった内容を記述する論文試験です。その後、人事部長と社長との面談がありました。

 

――人事担当者として、最初はどんな業務をされたのでしょうか?
「失敗してもいいから行動して学ぶ」という社風の通り、異動して2週間で新卒採用の会社説明会を一人で任されました。すごく緊張してたくさん失敗しましたが、その経験から臨機応変に行動できる力が身についたと感じています。

 

――どんな失敗をされたのですか?
会社説明会で、学生から質問を受けても答えられない、という(苦笑)。何度か上司にフォローしてもらったことがありました。あらかじめ勉強しても、学生の質問を想定できずにうまく答えられなかったりするなど……。
あと、分からない質問を受けた時に、「あからさまに焦った顔をするな」というのも注意されました(笑)。

 

――仕事に自信を持てるようになったのはいつくらいですか?
いまだに会社説明会は緊張します。学生の思考も変わってきているので、日々勉強が必要だと実感しています。それでもようやく少し自信が持てるようになったのは、2年くらい経ってからだと思います。
たくさん人と会うことが勉強になる

 

――日々、どのような勉強をしていますか?
私は他社の人事担当者と積極的に会うようにしています。同業他社の方に勉強会やセミナーをしていただいたり、懇親会にも出席したりして、ベテランの方々にいろいろなお話を伺っています。

 

――人事に必要な「人を見る目」はどのようにしたら養われるのでしょうか?
数年間人事に関わっていると、「採用して良かったな」と思う従業員が何人もいます。そして、新たに面接をするときに「この前採用したあの子に似ている」、「ああいうタイプの子だな」と、働いているシーンを想像しながら採用に繋げられるようになりました。

 

とにかくいろんな人と会い、経験を積むことでちょっとずつ養われていくのだと思います。

 

――今後の目標を教えてください。
ここ数年、学校との結びつきを強くすることに力を入れています。「クロスカンパニーさんだから学生を入社させたい」と言っていただけるように、先生方との強固な信頼関係を築いていくことがすごく大事だと感じています。
そして、当社で頑張りたいと言ってくれる学生たちに対して、アパレルで働く魅力をしっかりと伝えて入社に繋げていかなければなりません。

 

どんどん人事の仕事が好きになり、日々やりがいも増しています。今後もできるだけ長く人事の仕事に携わっていきたいと考えています。

 

チームのリーダーとしてマネジメントにも期待

 

ストライプインターナショナル「OB・OGキャリアインタビュー」

 

――神田部長に伺います。人事部の体制を教えてください。
新卒採用チームが4人、中途採用チームが5人、教育チームが4人、事務チームが4人で、部長の私を含め全部で17人です。

 

――その中で、小松さんの働きぶりはいかがですか?
すごく一生懸命で、学生たちに対して自分の妹のように接しています。その素直さや一生懸命さ、親身に対応する様子が学生にも伝わって、会社の魅力に繋げられているのでないかと思っています。

 

――小松さんに期待することは何ですか?
まだマネジメントという面では成長過程なので、今後はチームを率いるリーダーとして、メンバーのマネジメントにも力を入れて取り組んでほしいと考えています。
――人事担当者の適性とはどのようなものだとお考えでしょうか?

 

まずは「人が好き」であることが大きな適性だと思います。
そして、従業員がいかに働きやすい環境をつくるかが人事の最大のミッションです。スタッフ全員が生き生きと働ける職場環境をつくり、そのための施策を考えることにしっかりコミットできる人、というのが人事の適性だと思います。

 

――ありがとうございました。

 

株式会社ストライプインターナショナル
人事部新卒採用チーム主任
小松薫奈

 
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