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NHK_日本放送協会「志望動機・転職理由・ミスマッチを暴露」

 

志望動機・転職理由・ミスマッチ

 

営業、管理、在籍10〜15年、現職(回答時)、新卒入社、男性、日本放送協会(NHK)

 

入社を決めた理由:
国民の生命財産を守るという国の指定災害報道機関であり、放送サービスを通じて日本の文化の向上や民主主義の発展に寄与できる公共性が高い仕事であり、広く社会に貢献できると考えたため。人の心をポジティブに動かすためのコンテンツを記者として作り、多くの人に届けたいと思ったため入社した。入社の理由は妥当だったように思うが、それが達成できるまでには、だいぶ時間がかかることを認識するべきであった。働き方改革が進んでいるとは聞いていたものの、記者の極端に長い労働時間などは以前変わっていなかったことを入社後に知り、衝撃を受けた。また、残業代が朝8時前、夜10時すぎでないと発生しないということなどは入社前には全く聞かされなかった。

 

「入社理由の妥当性」と「認識しておくべき事」:
志を失わずに業務課題に向き合っていかないと、目の前の課題に埋没してしまう人もいると思われる。独特な業態であり、視聴者からの目線を常に意識して仕事をしていくためには、視野を広くもっておく意識が常に必要。

 

番組制作、在籍5〜10年、退社済み(2020年以降)、新卒入社、女性、日本放送協会(NHK)

 

入社を決めた理由:
収益以外の、「今必要とされてる」「魅力的である」などの価値観を元にコンテンツを制作したかった。若いうちから制作を任せてもらえる組織はあまりなく、入局を志望した。実際に提案一つで番組を制作させてもらえ、同期の中には入社数年でNHKスペシャルを担当する者も珍しくなかったです。

 

「入社理由の妥当性」と「認識しておくべき事」:
概ね合っていたが、一緒に仕事をする相手による。入社する前は、NHKで流れている番組はすべてNHK本体の制作だと思っていたが、入ってみれば外部制作会社の制作が多いことは意外だった。その流れはこれからさらに加速すると思う。だが、NHK本体の社員でいたほうが幅広く取材の経験を積み、じっくりと制作できる機会は多いのでこちらに入って正解だった。

 

技術、在籍3〜5年、現職(回答時)、新卒入社、女性、日本放送協会(NHK)

 

入社を決めた理由:
同業他社と比べた場合に比較的安定性があること。安定性がある中で番組制作現場の仕事を本体の職員が担当できること。加えてできる仕事の幅が広いこと。また、社会からの信頼が厚いこと。

 

「入社理由の妥当性」と「認識しておくべき事」:
大きな会社なので仕事内容に大きな振れ幅があります。サラリーマンなので従わざるを得ないので、やりたいことがあっても、上司の方針によってやりたくない業務内容に回されてしまったりします。また、年齢関係なく2年から5年程度で全国転勤があります。上司の方針や職場環境によっては異動の周知が本人へさえも1か月前などと急です。寮がないのでその期間に新居を探し、契約し、引っ越しの準備をし、それと並行して仕事の引継ぎを行うことになります。移動先が遠い場合など、これがかなり負担になります。希望していない業務内容でも、全国転勤を受け入れる覚悟は必要です。

 

記者、在籍3年未満、退社済み(2020年より前)、新卒入社、女性、日本放送協会(NHK)

 

入社を決めた理由:
記事の論理性や、学術的な部分を重視する点。また、公共性を謳うことで、比較的マイナーなジャンルや新しい企画などにもトライできる点。全国各地に転勤する可能性があるが、企業として安定しており、福利厚生なども充実している。

 

「入社理由の妥当性」と「認識しておくべき事」:
個々の記者の向上心は高く、求められるレベルは高い。ジャンルによっては、長い取材期間を必要とし、なかなか表に出ない事もある。転勤については、希望が通ることもあるものの、3年程度でだいたい地方に飛ばされる。各地の様子をこの目で見ることができることは、経験にもなるが、家庭状況によっては足枷となることもある。繁忙期は残業も多く、体力が必要である。

 

ディレクター、在籍5〜10年、退社済み(2020年以降)、新卒入社、男性、日本放送協会(NHK)

 

入社を決めた理由:
「NHK」という名前に惹かれて入社しました。職種別採用なので、最初からディレクターをやれる、また民放のようなAD性がないので最初からある程度裁量を持って働けると思ったからです。あとは、スポンサーの利害による番組の改悪などがないと考えたのも入社を決めた理由です。

 

「入社理由の妥当性」と「認識しておくべき事」:
すごくよかったです。大企業なので人が多く一定数「ヤバイ人」はいますが、それはどこも一緒です。基本、みんな一生懸命な人がなので、テレビ番組を作りたいと考える人は受かれば入った方が面白い環境だと思います。ディレクターに限らず、最初は基本「地方」です。最近は、一ヶ所目から東京勤務もありますが、2、3年すると地方には必ず行きます。地方に住めて取材活動ができるので、それはそれで貴重な体験ができます。

 

今は減りましたが、「怒鳴られる」「叱られる」は当たり前の世界です。徹夜も減ったとはいえ、勤務協定のギリギリまでは働く人が多いです。年長になり、ある程度、意見を通しやすく番組作りの最適化が行えると業務量は減らせますが、サービス残業も当たり前です(作品作りですから)。上司(40〜50代)の人たちも早朝から深夜、朝まで毎日働きます。体力と気力は大切です。とはいえ、自主制作映画ではないでの自分の作りたいものを作れるわけではないので注意が必要です!
あくまで、マスに刺さるかは最後まで戦いになります。そして、ロケ始まる頃から放送までは、毎回「死にたくなる」くらいのプレッシャーにかられます。たぶん、だいたいそうです。それが楽しい人は最高です。

 

あとはEテレ作りたい人多いかもしれませんが、正社員でやれるのはごく一部で、ほとんどは外部の制作会社です。正社員はNHKスペシャルかニュース番組などが多いです。

 

記者、在籍20年以上、現職(回答時)、新卒入社、男性、日本放送協会(NHK)

 

入社を決めた理由:
テレビメディアとして日本最大であり、全国に放送局を有し、広くあまねくニュースを発信するためにはふさわしいメディアと考えて入局。他大手マスコミから内定をもらえなかったからです。採用人数が多い多いので、とりあえず大手マスコミにいきたいなら採用されやすいのでおすすめかと思います。

 

「入社理由の妥当性」と「認識しておくべき事」:
理由としては妥当だったが、企業文化が古すぎて、とてもついていけなかった。NHKはクリーンなイメージがあり、必要なメディアだとも思うが、働きやすい環境かと言われると、とても肯定できない。すべてにおいて、周りの社会の趨勢に合わせる風土で、何にしても「先進的にやろう」という風は感じられない。

 

営業部、在籍3年未満、現職(回答時)、新卒入社、女性、日本放送協会(NHK)

 

入社を決めた理由:
昔からNHKのファンだった。
ずっとNHKの番組が好きだったので携わる仕事がしたかった。ただテレビ番組を作りたいわけではなく会社を支える仕事をしたかったため営業を志望していた。

 

「入社理由の妥当性」と「認識しておくべき事」:
同期にもNHKが好きな人は多かった。好きな番組で同期同士で盛り上がることも多い。ただ、営業の業務としてはやはり面白みに欠ける。好きなものを支えるという想いは確かに果たしている。しかし、実際の業務はクレームの処理や契約の取り次ぎ。NHKへの好きという想いよりも受信料に対するヘイトに接する割合のほうが多い。仕事も先輩が行って来た仕事を正確に覚えることが要求され、考えるより慣れるほうが大切である。

 
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