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潟Wェーシービー_JCB「社風・雰囲気・価値観を暴露」

潟Wェーシービー_JCB「社風・雰囲気・価値観を暴露」

 

社風・雰囲気・価値観

 

社内SE、在籍3年未満、退社済み(2020年より前)、中途入社、女性、ジェーシービー(JCB)

 

仕事に対する強みが「細かさ」「正確さ」であれば馴染めるが、スピード重視する人にはスローモーションに見えると思います。非上場企業のためステークホルダーより上司、その先の経営層を見据えて仕事をするスタンス。人を育てるより、自分の楽さを重視する人が多い。ミスは絶対に許されない。どんなに仕事を抱えて、こなしていても、(私からすると誤字脱字や言い間違いの様な小さいと思われる)ミスもしてしまうと、信頼を失う。取り返すことは難しい。
また、驚くほどお作法が多い。判子のインクは必需品です。

 

ブランドホルダー、イシュア、アクワイアラ、システム、業務と多種多様な部署が存在。数年ごとにジョブローテーションがあるため、様々な仕事を経験できる。社員の人柄が総じて良く、フランクに会話できる。役員レイヤに対しても「さん」付けで話せる。現場の権限が弱く、品質管理部(リスク・法務)と経営企画部のパワーが強い。新しいことに挑戦するより「失敗しないこと」が評価されるため、現場の考えた施策に対しては否定的な意見を持つ人が多く、社内調整に仕事の大多数の時間を要する。よってスピード感は皆無。

 

総合職、在籍15〜20年、現職(回答時)、新卒入社、女性、ジェーシービー(JCB)

 

風通しが良いといわれているが、あくまで部署内・部門内での風通しであって、他部署・他部門に対する風通しは良いとはいえない。人によるところはあるが、上司でも自部署最適で物事を考える人はいる。また、面識のない人に対して非常によそよそしい。電話やメールで「お世話になっております」と挨拶する人が多い。上司は役員まで含めて接しやすい人が多い。ただし仕事の場では多くの人がサラリーマンらしいというか、上司のいうことに逆らえないシーンをよく見かける。

 

一貫して社内調整が全ての業務遂行において、最も重要なタスクになっている。
どのような業務を実施するにしても、関連部への報告資料作成やチェックシートの記入など細かなお作法が多くスピード感のある業務遂行が難しい環境。また、社内調整にあたっては社歴の長い人、社内ネットワークを広く持ってる人を重宝しており、若手がどれだけ丁寧な資料を作るよりもそのような人から一言言って貰えばうまく業務が進む傾向があり、努力に見合う成果を出すにはまず社内の人を知る必要がある。

 

ブランド部門、在籍15〜20年、現職(回答時)、新卒入社、男性、ジェーシービー(JCB)

 

案件はスピードよりも準備に時間を費やし、安全を優先しすぎる側面が随所でマイナスの影響を出し続けていることがしばしば。走りながら是正する意識、エラーやトラブルを対処しながら前に進む意識が希薄。社全体で、手続きや事務が煩雑で独りよがり、効率が絶望的に悪いことを修正することができない文化。とにかくミスやトラブルをなくすことや、堅実で工程の多すぎる事務・承認工程に注力しすぎるあまり、他社、他国のスピードに追いついていけない文化。至急案件を通すために費やす負担が担当者に課せられ、社として自分で自分の首を絞めている社内ルールが多い。

 

一言でいえば今時珍しい成長業種、ブランド事業・カード発行事業・加盟店事業・海外事業すべてを自社で展開する独特の形態。ここ10〜20年で成長した企業のため、走りながら整備してきた感は否めない、が裏返せば決まりきったルール・レールの上で仕事をするのではなく、自身が主体的に動けば裁量も広がる面もあり、リーダーシップを持つ人材にとっては恵まれた環境といえる。事業規模の拡大と共に、大規模企業の域に入りつつあり、それに相応しい各種教育、健全な新陳代謝が軌道に乗るのは数年かかる見込み。

 

システム、在籍3年未満、現職(回答時)、中途入社、男性、ジェーシービー(JCB)

 

古き良き日系企業であり、他社との合併経験も買収経験もないため、純粋培養の文化が花開いている。面白い文化としては、クリスマスパーティー、お正月のお汁粉、マグロの解体ショー、日本酒の利き酒など、今時見ないイベントが盛りだくさんであり、わいわい楽しめる企業文化である。他社より遅れいていることが多いが、社内の食堂は夕方から飲めるスペースになっており、社内で飲酒可能である。これは遅れていることが一周まわって、先取になったのだろうか?ベンチャー企業にある飲酒可能なスペースの先取に思える。

 

ネガティブな要素としては、古い企業体質である。例えば、紙文化が多く残っていたり、PCを利用した仕事環境が弱いことがあげられる。フォルダの保存容量が少なかったり、メールの保存容量が少なかったり、電子媒体での仕事環境が弱い。シンクライアントや在宅勤務用のPC環境などはなく、会社の執務室での仕事を基本としている。報告資料は、エクセルA3型(いわゆる方眼紙)である。企業のビジネス特性として、ストックビジネスなので農耕民族のように、畑を耕して収穫するビジネススタイルである。その為、意思決定スピードが遅く、昨今の決済ビジネスの激変にまったく、ついていけていない。
だが、農耕民族なので、それでいいのかも知れない。ハンターのように、狩猟することは諦めているので、ゆっくり作物を育てているのかも知れない。ただ、狩猟民族に負けなければいいのだかと一抹の不安を覚える。

 

営業、在籍5〜10年、現職(回答時)、新卒入社、男性、ジェーシービー(JCB)

 

事業が多岐に渡るため部署部門がとにかく多い。部門が変われば別の会社のように業務が異なるため、異動者は苦労するケースが多い。年次や役職に関わらずできる人には仕事が集まるため、努力すれば色んな仕事が経験できる。昇格は年々難しくなってきており、合格の基準も曖昧である。昇格は難しいにも関わらず、よっぽどのことがない限り降格することがないため、できない人が役職についているケースも多く、不公平感は否めない。残業時間は部署によって全く異なっており、全くないところもあれば毎日夜中まである部署もある。残業代は100%支給されるため良し悪しあり。サービス残業は厳しく取り締まられているかつ、個人情報保護の観点からも情報が持ち出せないため、自宅での業務や外出先で仕事をすることはほとんどない。若手の育成については、上につく先輩次第となっており、つく人によってかなり左右される。若手のうちは異動が多く、様々な分野へチャレンジできる。希望は通らないことが多いが、言語能力がある人は国際系の部署に配属されることが多い。女性も男性も関係なく活躍できる。むしろ女性の人数は多いかつ男性上司は女性に強く言えない人が多いため、優遇されるケースも見受けられる。

 

主任、在籍5〜10年、退社済み(2015年より前)、新卒入社、男性、ジェーシービー(JCB)

 

国内唯一のブランドホルダーであることを誇りに感じている社員が多かった印象。社員は明るく優秀な方が多く、年配の方も含めて会社全体が若々しくチャレンジングな雰囲気は大いに感じた。一方、中立性を特徴とした装置産業であり、非常に強いビジネスモデルを築いていることから、既存の枠を超えた新規事業はなかなか生まれづらい。また、個人情報の取り扱いや決済に関する業務の性質上からも内部統制が非常にしっかりとしているため、手続きの決まりなど社内ルールが複雑であり、窮屈に感じる部分はあるかもしれない。全体的には非常に良い会社だと感じている。

 

インフラ企業であるためか、良くも悪くも穏やかな社風。風通しがよい半面、一致団結して会社を成長させていこうとする情熱や、外的環境の変化に対する危機感は感じられない。サービス残業はもってのほか、社として残業削減に取り組んでいるため、平均残業時間は20時間未満とワークライフバランスは非常によい。年功序列が基本だが、上級ポストが詰まってきているため、今後は実力に応じてアップダウンする人事制度が拡充されると思われる。

 
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